円高は悪なのか?

またジリジリと円が高くなってきて、先日は1ドル99円程度までに上がりました。ニュースなどでは語られる論調では、どっちかというと円高は悪というイメージがありますが、本当にそうかなぁ、と思いましてね。円が安くなって生活が良くなった印象は正直なくて…。私は経済学者でもなく、経営者でもありませんので、あくまで身の丈の生活の中で感じる円高、円安に対する印象を書こうかなと。

 

よく新聞などで書かれるのが、1円円高が進むとトヨタ自動車の年間営業利益が400億円減少するという話。単純な為替計算でそこまでの利益が吹っ飛んでしまう。これは恐ろしい。逆にいえば、円安が1円進めば、不労所得として会社は400億円プラス計上できる。すごいよねー。いい話だ。

 

だけどね、その不労所得って、世の中に還元されるのかって話。大企業の取引する中小企業などの数は膨大で、一つの経済圏を作っていると言っていい。いろんな人の生活が懸かってるからね。大企業が潤うことになんら文句はない。だけどね、大企業が大きな利益増を図ったから、下請けからの調達コストを緩和して、同じ原材料や部品をいつもより高い値段で仕入れた、なんて話は聞いたことない。「うち儲かってるから、多く仕入れるよ」はあるかもしれないけど、その分スケールメリット生かして値段下げてね、っていうのが一般的だよねぇ。逆に大企業の営業利益が下がれば、原価は容赦なく叩かれるでしょ?

つまりは大きな円高差益が上がっても、裾野への分配はないんじゃないかと。大企業に勤める人のボーナスは上がるよね。でもそれだけ。それが市井に循環するかといえば、それも違う。こんな世の中、少し手取りが増えて放蕩する人なんか、いないもんね。

 

そしてもう一つの側面として、円安になれば、海外からの仕入れは値段が上がる。ガソリンだって、小麦だって、なんだって輸入してるものは値段があがる。それは誰の負担になるのか?それは我々生活者よね。ス―パーのチーズやバターの値段見て、あ、また上がった…なんて思ってしまう庶民ですよ。大企業が大きな利益を上げてるなか、しわ寄せは庶民。うーん、納得できん。

 

もちろんね、適正な為替相場ってあるべきだと思うし、行き過ぎた円高、円安はよくない。でもね、1ドル99円で今どき大企業つぶれないでしょ。そもそも70円台後半だったときもあるわけで、そのこを乗り切ったノウハウもあるでしょ。それを企業の利益が損なわれるという一部しか恩恵を受けないようなことを理由に政府とかが騒ぎ立てるのはどうかと。

 

大企業が潤ってね、その分を下請けや流通などに還元するなら、まだしもそんな雰囲気を感じないし。それならね、このぐらいの為替で、輸入品や原材料が安い方がよっぽど恩恵あんじゃないの?って思ってしまいます。

 

なので、ここ最近の円高は精神衛生上、個人的にはとてもいい(笑)。特にebayとか見てると久しぶりに親近感がわく。この値段なら頑張ればベース買えるじゃん!とか。個人の利益には直結する(笑)。狙い目はイギリスかもね。EU離脱以降、かなりポンド安がすすんでいるので、イギリスからのebay出品はお買い得感があるw。

 

 

そんなわけで大きな話から始めましたが、最近は円高でオークションをつらつら見るのが楽しいから、このままでいて欲しいなぁという、ちゃいちーな話でした。すみません…。

 

p.s

あと外タレのギャラも抑えられるから、大規模フェス的には追い風かもね(笑)。

 

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Toots Thielemansの訃報。

 

今、大阪出張のホテルでこの訃報に接しました。とてもショックです…。

 

来日はラストになるライブという話を聞きつけ、以前ブルーノートのステージを拝見しました。そこに出てきたのは普通の優しそうなおじいちゃん。眼鏡の奥の瞳に温和な微笑みを浮かべながら、歩くのは一苦労だったけど、演奏はそれはそれはロマンティックで繊細で、そして知性溢れるものでした。

 

その姿はね、変な話ですが、本当に神々しくて、なぜか演奏を聴きながら、「ありがたい」って気持ちがわきあがってきました。ジャズジャイアンツと言われる人をリアルタイムで見ることはほとんどできませんでしたが、この方を拝見できて本当によかったと思います。帰りにCDを買い求めて頂いたサインは宝物になりました。

 

本当に残念です。ただ享年94歳、死因ははっきりしませんが、老衰とお書いてある記事もありましたので、そういう意味では大往生と言えるのかもしれません。

 

素敵な演奏を聞かせてくれたことは多分一生忘れないと思います。

心からご冥福をお祈りいたします。

 

最後に、ライブを拝見した後に書き記したエントリを上げておきます。いま読み返しても、その時の感動やその演奏する姿が蘇ってきます。本当に素敵な思い出をいただきました。

 

心からの感謝を込めて。

 

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オリンピックを見ながら、つらつら物思ふ。

もうね、テレビをつければニュースも情報番組をオリンピック一色。特に興味はなくても、とりあえずぼんやり見てることが多くて、その結果、知らない選手の名前も何となく覚えました(笑)。

 

オリンピック選手って日本から出国するときは無名でも、メダル獲ると一躍有名人になりますね。帰ってきたときの待遇が全然違うだろうから、自分が一番びっくりしちゃうんじゃないかな(笑)。まるで猿岩石(古い)。

 

んでね、漠然と競技種目とメダルの獲得状況などを観て、なんとなく不思議だなぁ、って思ったことがありました。それはね…

 

日本人って、団体になると強い。

 

特に今回は体操団体が注目されてましたが、見事に金。すごいね。誰か一人でも大きく足を引っ張っちゃうと、獲れないメダルだもの。そのプレッシャーたるや、想像を絶しますよ。日本国全体が注目するわけでしょ?あー、あいつのせいで、とか言われたら私なら立ち直れないかも…。

 

でもね、日本人は団体に強い。それはきっと「責任感が力になる」からなのでしょうね。自分のためだけに力を出すのは苦手でも、人のため、仲間のたなら、力が出せるのかも。体操の場合には個人総合でウッチャンが期待を裏切らず金メダルを獲りましたが、種目別はみなキビしい結果になってしまいました。普通は個人のほうが気楽に出来そうなもんですが、団体で精根尽きたのかも知れませんね。

 

同じく、卓球女子。個人はメダル獲得できませんでしたが団体は銅メダル。銅メダル獲る実力があるのに、なぜ個人の時にその力が発揮できないんだろう…。スポーツ素人なので、細かいことは分からず書いてますが、きっとね、それが日本人らしい性質なのかもしれないなぁって思いましてね。水泳も陸上もたしかメドレー・リレー系は強かったように思うし、団体戦ではないけど、デュオやペアで出る競技も比較的強い気がします。

 

個人個人の力の集積が団体競技の結果につながるのは当然ですが、選手達が、個人ではなく団体という意識に変わっときに、日本人ってきっと個人以上の力が出せる不思議な力が備わっているんじゃないかしら。それって国民性なのかな、なんてふと思ったもんでね。

 

まだもうしばらくオリンピックは続くようですが、そんな部分にも注目しながら観てみようと思います。選手の皆さん、もうしばらく国民の期待を背負って大変だと思いますが、頑張ってくださいね。

 

p.s

私はきっと団体になったら、委縮してダメなタイプだな(笑)。

 

 

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