北朝鮮のニュースを見て、物思ふ。

国連の安保理決議がまとまったようで、今までの制裁に加えられていなかった原油や石油精製品、繊維製品などまで対象範囲になったようですね。報道によっては、トーンはまちまちで、規制拡大に一歩踏み出したことが大きな成果であり今後の規制に更なる加速をつけることができる、という論調もあれば、実際にはロシア経由での石炭輸出で外貨を獲得しており、水面下でのそういった動きがある以上、規制自体はザルで機能しないというようなお話もありました。

 

北朝鮮はこの制裁内容を受けて、さらに意気軒昂。

 

“「わが共和国の正々堂々たる自衛権を剥奪し全面的な経済封鎖でわが国家と人民を完全に窒息させることを狙った、極悪非道な挑発行為の産物」と非難しながら、「峻烈(しゅんれつ)に断罪、糾弾し、全面排撃する」と威嚇した。”

 

とのこと。

 

お互いに公然と罵り合いつつも非公式では対話の窓口を開いて交渉をしている、なんてことも聞いたような気もするし、何がホントで、米も北もどこまで本気なのか、判断が難しいですよね。

ただ事実としては、水爆実験やICBM、SLBMなどの実験が行われてますし、今年に入ってからミサイル発射の速報は何度あったかわからないほど。戦争ができる力を備えていることは、間違いないですよね…。

 

本当にこの件で、私が気になるのは、北朝鮮の金正恩という人がどういう人なのか?それに尽きます。「帝王学を叩きこまれて、敵対する人は親族や親の代からお世話になった先輩まで容赦なく粛清する人」というのは、事実を踏まえたイメージですが、当然、人となりまでは分からない。ましてや受けてきた教育や、根本的な思想までは分からない。そこが怖い。

 

いまアメリカや諸外国へ発信している威嚇的なコメントやミサイル実験などは、自国への有利な材料を引き出すための道具ととらえているなら、まだ駆け引きや交渉の余地のある。ある意味国際的な感覚、知見を持った人なのかも、とは思いますが、もしそうではなくて、妄信的に軍事こそすべて、朝鮮民族の力の誇示こそが正義という思想の強い人だと、もうこれは交渉のしようもない気がします。

 

報道規制が厳しく、画一的な情報しか流さない国ですし、神秘性をもって将軍を称えるお国柄ですから、その考え方に対する情報があまりにも少なく、実際の人となりなのか全然わからない。だとすると対話の仕方も難しいよなぁと思ったりします。金正日の頃はそれでも関係性の深かった中国へはよく訪問していたようですし、そこでの直接的なコミュニケーションを通して人柄や考えを窺い知る機会はあったかと思いますが、金正恩は確か代替わり以降、一度も中国に訪問したことがなかったのではないかしら?他の国へ歴訪したという話も浅学故知りません。実際、諸外国も計りかねる部分が大きいのだと思います。

 

とにかく、核こそ国を守る唯一の道と考える思想は危険ですし、抑止力の域を超えた発言は緊張をもたらすだけですよね。一刻も早い対話への道が開けることを願ってやみません。この時代に第3次世界大戦が起これば、被害は以前のそれでは収まりきらないでしょうし。

 

本当にどんな人なんだろう…。

記事やニュース映像からは威勢のいい言葉しかないので、本質的な部分を知りたいと思いますよ。

 

p.s

いわゆる核弾頭を積んだ中距離ミサイルが東京に落ちた場合の被害、影響エリアをニュースで見ましたが、うちは多分助からないっすね。Jアラートがなって4,5分では50km郊外や他県に移動できませんからね。割を食うのはいつだって戦争に巻き込まれる庶民だよなぁ。

 

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