FENDER JAPAN PB57-75 JVシリアル 後編

さてさて、肝心の音です。

 

 

ピックアップの傾向でいうと、音がデカく高出力ですね。テスターで直流抵抗を測ったわけではありませんが、比較的高いのではないかと。音はボディ、ネック全体で作るものなので、このピックアップ単体で語るのは違うかもしれませんが、ミッドが厚めな音がします。今まで弾いた本物の62年はかなり低音に圧を感じるものが多くボトム感があったのですが、こちらはそこまでの迫力は感じません。多少太めの“平巻”でも張れば、印象は変わるかもしれませんが。

 

あと、少し気になるのは、ハイに乗る若干のノイズ。これは使用環境によっても違ってくるとは思いますが、我が家で鳴らしたときに、他のベースでは出ないノイズがあるので、ピックアップが原因かもしれません。特に大きなノイズでもなく、使用に関してはそう問題にはならないと思われますが、家で1人で弾いているとちょっと気になる。75グレードのピックアップですので、そう高価なものでもないでしょうから、ここはリプレイスしてみるもの面白いかなと思っています。トーカイモディファイのときにはかなり沢山のJBピックアップを試しましたし、その結果得られた経験値も少なからずあったので。PBのマイク交換による音質変化も実験してみる価値はあるかも。

 

あと最近、改めて思うのは、やはりネックの重さや剛性感で、だいぶローの出方は違うな、ということ。先日もC/SのJBを楽器屋さんで試奏させてもらったのですが、ネックヘヴィーな個体は鳴りは薄く感じるけど、下が出ているブツが多い。ヴィンテージでもウェイトバランスが良いとは言えない個体で音がいいものは結構ある。個人的にはヘッド落ちする個体は避けたいですが、そのレベルによってはストラップで十分カバーできますので、このベースに関してもちょいとペグをGB9に換装してみるとかしてみてもいいかもしれませんね。本当はもう少しネックの厚みがほしい気がしますが、こればっかりは如何ともできないので。

とはいいつつ、もともとの木はそう悪くないと思います。ネックも締めずにバランスしてますし、ボディもよく鳴ります。なので、いろいろな実験をしてみるには良いサンプルかもしれません。

 

そうなると楽しいのはパーツ選びですね。ゆるゆるとピックアップでも探しながら、実験してみようと思います。JBは結構選択肢多いですが、PBはなんかあんまりなくないですか?どこがいいのかな…。結局ダンカンとかに落ち着いてしまいそうな気もしますが…(笑)。何かよい情報であればご教示いただけますと幸いです。

 

しばらくはいろいろと楽しめそうなベースです!

 

結論:

JVは値段にしては良い楽器を作っていたと思いますよ。頑張ってたんだな、当時のfenderJAPANは。

 

 

 

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FENDER JAPAN PB57-75 JVシリアル 前編

ここのところ、ベースのことを書けば、「PB熱冷めやらぬ」といった内容が多くなりがちです(笑)。家のベースも現在はPBが5本でJBは4本ですから。ここの紹介してないブツもちょっとだけありますので、まずは比較的前に手に入れつつ上げていなかった“和モノ”PBをご紹介しようかと思います。それがこちら。

 

 

 

fenderJAPANの最初期のプロダクト、JVシリアルのローズ指板PBです。家には他にもメイプル指板のJVシリアルがありますが、ローズ指板はどんなもんだろうか?とずっと気にはなっておりました。こちらはネットにたまたま出ていたもので、写真を見る限り状態も良さそうだし、値段も適正と思われたので、珍しく試奏なしでポチったブツです。まぁ、適正と言っても今はやっぱりジャパンヴィンテージなんて呼ばれてますから、それなりですが(笑)。

 

この頃のカタログによりますと、PBがとしては2ライン(OPBとスクワイヤーを除く)。57年リイシューの95/70、62年リイシューの98/75の計4機種ですね。上位機種と下位機種の大きな相違は、上位機種はUSAピックアップ、塗装のラッカー/ポリなど。こちらのベースはポリと思われますので、75かなと思います。ネック裏の型番シールは購入時よりありませんでした。

 

んで、お家に届いてから、すかさず詳細検分。まずは宣材写真でもわずかに判別できたヘッドのMADE IN JAPAN。

 

 

これがね、いーのよ(笑)。なんとなく、好き(笑)。間違いなくJV時期の個体だと分かります。実はこのベース、ネックプレートにJVの刻印がないんです。以前聞いた話ですが、この当時fenderがキャンペーンをしていたらしく、ベースを買うとオーナーを名前を入れたプレートをプレゼントしてくれていたそうな。なので名前の入ったプレートをつけたていた個体は中古で売るときに、付け替えられたケースが多いそうです。なので、もともとこちらについていたプレートは刻印なしのプレーンな汎用品。まぁ、音には影響がないので良しとしますが、ちょい寂しい(笑)。

 

 

でんお次はボディの寄り。

 

 

ノブは長年の仕様でメッキが落ちてますが、そこも味わい深い。ピックアップは日本製だと思いますが、かなりファットですね。音の感想などはまたおいおい。

あと今現在の商品と比べて圧倒的に良く出来てるのが、実はピックガード。面取りの角度とか素材などもよくできている。特にホワイトのところが最初からなのか、それとも経年変化で汚れたのか…。とりあえず雰囲気あります。

 

 

んで、お次はブリッジ周り。

 

 

TOKAIの古いやつかとは、コマがばらついていたり調整のネジの長さが不揃いなものあるでの即座に交換してしまうのですが、JVものに関しては、そういった不具合はないですね。いわゆる一般的なfender製。安心感あります。サビなども少なく問題なく可動するので、そのまま純正品を使ってます。

 

 

指板のアップ。ハカランダではないと思いますが、なかなか品の良いローズ。この頃はまだそこまで木材の枯渇感がなかったのでしょうね。色味的にも明るすぎずいい塩梅です。一番上の写真を見ていただければわかるように、スラブ貼りで割と厚めに奢られています。その辺が音にも現れているようには思います。

フレットもヴィンテージのそれに倣って、きちんと細身のフレットが打たれています。私はこのフレットが好きです。あと写真では伝わりませんが、ネックシェイプは結構薄めです。以前持っていた64PBも薄めでしたが、それに近い。今まで弾いたことのある62年のヴィンテージはここまで薄いものはありませんでしたね。もちろん個体差はあると思います。

 

 

ネック裏。打痕もなく、いい状態。ヘッドのピンの打たれている位置がJVがシリアルは総じてヘッドのキワに寄っているものが多いですね。特に意味はありませんが、なんとなく判別する上で参考にしてます(笑)。

 

ボディバック。

 

 

キレイでしょ?大きなバックル傷もなく、大切にされていたことが分かります。木目もね、割といいですよ。アルダーとしては標準的です。

 

 

カタログ上のアルダーと書いているので間違いないと思いますが、某メーカーなどは、つぶしの塗装を剥いでみたら、バスウッドだった…なんてことも過去経験してますしね(笑)。サンバーストは安心できてよいですね(笑)。

 

全体重量としては、正確に測ってませんが、多分4kgを切るぐらい。軽量です。音に関しては、長くなってしまったので、次回のエントリに譲ります。手に入れた当初は、メイプルのJVがに慣れていたこともあり、ネックの薄さや音の性質の違いに戸惑いましたが、弾き続けると良いポイントが見えてきました。うちに来たプロの方々数人は、やはりこちのらローズ指板のほうが使い慣れた音がするようで、気に入ってくださっていたようです。

 

お次は音中心のエントリにしようかと思います。

 

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そういえば紹介忘れのベースが2本…。FENDER USA JazzBass 1977年製 その2

さてさて、詳細を見てみましょう!

 

 

 

まずはピックアップ近辺から。少し緩めのザグリがいかにもこの時代ですよね(笑)。フェンスなどは取り付けてませんが付属しております。あと、パーツ交換などはないフルオリジナル状態(だったと記憶してますw)。なかなかよい佇まいです。

 

 

現状、ネックはほぼフラットで、弦高はブリッジ側である程度調整。1弦で1.8mmぐらいで4弦が2.5mmぐらいかな。他のベース同様

の高さにしてます。プレベはもうちょい高めにしてますが、JBはスラップもするし、このぐらいが個人的に使いやすく、また音色、テンションも好きです。

 

 

ま、特にコメントとすることもないこの時代のローズ指板とブロックポジション。大学生の頃はドットより、こっちのほうが好きでした。んでバックショットも上げましょう。まずはネック/ヘッド裏。

 

 

 

細かいキズなどはあるものの、大きな打痕などもなく、とてもキレイな状態です。ヘッドもキレイだし、ペグも重くなく、カクリもありません。次はボディバック。

 

 

いいでしょ(笑)?キレイです。使われてきているので、コンター部分などはうっすら塗装が薄くなってきているような気はしますが、大きなバックル傷や塗装ハゲもないので、大切に使われてきたのでしょうね。そういう楽器はきちんと都度都度調整されているし、変な癖もなく、総じて音がいいもんです。

 

 

この時代の特徴、3点留めのネックプレイト。マイクロティルトは効かせてあるかないか程度。ネックズレなどのトラブルも多い構造ではありますが、ネックの仕込み角を手軽に調整できるアイディアは素晴らしいですよね。見た目の実は好きだったりします。

 

 

近年ね、なぜかこの時代の楽器のタマが少ないような気がしています。デジマートやヤフオクをみていても70年代前半の物は比較的見かけるのですが、70年代後半はあまり見かけない。特に77年は少ないかも。マーカスのせいなのか、それとも単純にS8シリアルが多いので(79年あたりまでは使われてましたしね)そう感じるのかもしれません。私がよく行く楽器屋さんもいくつかありますが、あまり在庫では見かけない気がします。70年代前半の値段も以前より高いので、その辺は放出があるけど、この辺はこれからになるのかな?ただいい状態のブツはもうすでにそこそこお高いですよね。特に海外サイトだと。

 

大切に使いながらしばらく楽しませてもらおうと思います。このJBのを弾いていると本当に昔やってたバンドとかいろんな思い出が蘇ってきて、時間が経つのが早いです(笑)。

 

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