FENDER JAZZBASS 73年 後編

詳細検分です。

 

ここしばらくうちにこのベースが来てからは、必ず手に取るようにしてますが、飽きませんね。フラットワウンドを張ってあるので、他のベースとは質感も違うから楽しいのは間違いありませんが、やはり「みんな大好き、アルダーメイプル」(最近知り合いが書き込んでた言葉です)は、間違いない!ボトムの膨らみ方はアッシュのそれとは全然違いますので、それぞれの個性を堪能できます。

 

 

まずはやっぱりネックですかね。とても良い状態で、トラスロッドをほぼ締めない状態でバランスしてますね。

 

 

弦高は多分標準的な高さだと思います。あと、テンションは弦の影響が大きいですが、他と比べて少し柔らかい。いま、指の状態が悪く、テンションがキツい楽器は正直しんどいので、このベースを手に取る機会が増えているのかもしれません。親指でミュートをカマシながら弾くスタイルがことのほか気持ちいいです。

 

 

またネックの太さもこの時代の標準的な太さ。ここのところ、バインディングのついた楽器を良く弾いてたせいで、逆にバインディングなしだと違和感を感じる始末です。64年のさわり心地に違和感を感じ、バリが出てるって相談しに行ったら、全然標準的ですよ!と言われてしまいました…。今までにない経験ですね。

 

んで、ピックアップ周り。多分ね、ちゃんと弾かれて楽器だとは思うのですが、錆もなくとてもきれい。指を置いた跡とかそういう歴戦の傷はなく、ピックアップカバーも削れてません。大切に扱われてきたんでしょうね。ピックアップ自体の音量はすこし大きいかも。77年のゲインが低めなので、ことさらそう感じるかもしれません。

 

 

ブリッジはこの時代の特徴とも言える1弦だけ長いネジが使われています。

 

 

見ての通り、こちらも錆なしの美しい状態。全く問題ありません。コマのガタツキもないので、精神衛生上いいですね。

ヘッド裏はこちら。

 

 

ペグも純正でカクりなどはありません。ヘッドの打痕もすくないです。

同様にボディ裏も、これこの通り。

 

 

傷少ないでしょ?バックル傷なども少なく、塗装剥げもないの。ネック裏も打痕なし。ピカピカ。これは嬉しい。全体重量は正確には計測してませんが、多分4堋度じゃないでしょうか。77年が5.3圓△襪里如軽く感じます(笑)。

 

70年代前半の楽器はいままでも数本所有してしていたことがありますが、メイプル指板は初めてじゃないかな。しかも人生初の黒ポジ…。音的には主観的かつ感覚的な印象ですが、プレCBSの65年までと、70年代後半のJBのちょうど中間的な音がします。

 

近年、この年代のベースも値上がりてます。以前は日本では30万台前半での取引が多かったかと思いますが、最近は40万円台ぐらいしますし、アメリカでは50万60万ついてたります。もうこの年代もヴィンテージと言われて久しいですし、今では80年代もヴィンテージという括りで楽器屋さんには置かれてますもんね。80年製としても齢37歳ですか。つまり30代後半は、もうヴィンテージなんですね。62年は55歳。あと5年で還暦か。この辺はほぼ出物もありませんが、まだ70年代前半は選ぶことができますし、今なら買いやすい。これからは年を経てタマも減るし、値段の高騰も考えれば、今がいい買い時なのかもしれません(という自己暗示をかけて購入しいました)。

 

 

なかなか味わい深いですよ、これ。意外にも黒ポジが最近では個性的でいいなぁと思い始めました(笑)。俄然、流行よりはるか後ろから意識がついてくるフォロワーっぷりですね。

さて、ヴィンテージ志向も固まってきまして、家のラインナップの電池入りは1本だけになりました。多分、ここからハイエンドに戻る可能性は個人的には低いかなと思っております。そう考えると、ラインナップとして、最後に欠けているピースをいつか埋めて、終わりにしたいな、なんて考える今日この頃です。

 

JUGEMテーマ:音楽

FENDER JAZZBASS 73年 前編

 

 

今の若い世代の方はご存じだろうか。

昔は黒バインディングの黒ポジ(黒のブロックポジション)は、市場で忌み嫌われて、通常の白バインディング・白ポジのベースよりも安値で取引されていたことを。

 

大学生頃の私も世間の評価と同様に、超・かっこ悪いと思ってました。使ってるプロってゲディ・リーぐらいしか知らなかったし。そして時代は移り変わり、いつ頃からでしょうか?黒ポジ、かっこいーじゃん的な若者が増え、その声に呼応するかのようにいろんなブランドがJBのブロックポジション、バインディングに黒を採用するようになり…。気が付けば、目が慣らされてしまったのか、今となっては特に忌み嫌う理由が自分の中でもわからなくなってしまいました(笑)。実に怖きは慣れ、ですかな。

ということで、その個体さえ気に入れば、特に忌避する理由はなかったのですが、まさか本当に気に入るモノが出てくるとは!って感じですね(笑)。

 

まずこのベースの何が気に入ったのか?それはメイプル指板の音だから(笑)。シンプル。ここのところのメイプル指板ブームは私の中で終わるどころか、ずっと継続・拡大しております。発音の良い、キレのある明るい音。ミュートしても粒立ちの良い音が出くれるのは、本当にラクだし気持ちいいです。そしてもう一つの要素がアルダーボディであったこと。77年の重たいアッシュは、マーカスに代表されるメタリックなサウンドには欠かせませんし、本当に低い帯域が出ている感じがします。しかし、やっぱりアルダーにはアルダーの良さがあり、ローミッド豊かなサウンドはバンドの中でもモニターしやすく、収まりがいいんですよね。fenderJAPANのPB(JVシリアル)を弾いているとその辺の美味しさは格別ですし、そこにメイプル指板のクリスピーが合わさると、無敵(笑)!。

 

そんなわけでアルダーメイプルのベースを探してたんです!っていうのは嘘で、こいつもあくまで出会いがしらの交通事故です。メイプル指板がマイブームだったので、積極的に試奏していたことは間違いないですが、特にアルダーボディのJBを!なんて考えてませんでした。某楽器店でちょうど委託に送られてきた楽器が壁に掛かってましてね。値札もついてなかったんで、修理品ですか?と聞くと、委託だと。それがとてもきれいな状態だったので、興味をそそられまして試奏してみたんです。そしたらね、いーのよ!このベースは最初からフラットワウンドが張ってありまして、それも一因と思うのですが、とても暖かく豊かな低音。それでいて明るい音。JBでのフラットワウンドはそれまであんまり好きではなかったのですが、これは格別に良かった。このJBにこの弦を選択している意図みたいなものを感じました。

 

さらにはネックの状態も文句なし。とても弾きやすいし、トラスロッド、弦高もそのままで特に弄る必要は感じませんでした。さらに傷も少なく、大切にされてきた楽器であることが伝わってきます。ネックの裏とかもとても綺麗だしね。詳細検分は次エントリに譲りますが、コンディション的には文句なし。ナットが交換させている以外はフルオリジナルコンディションだそうです。いや、買っちゃうでしょ!ということで、永年愛していた某楽器を下取りにだし、追い金を支払って手に入れました。

 

今現在、家の中のメイプル率が上がっております(笑)。フレットレスはやはりローズですけど、それ以外は今はメイプルの楽器ばっかり弾いているなぁ。久しぶり62年とか弾いたらそれはそれですごーく良かったけど気軽に持ち出すにもこの辺はちょうどいいです。

 

ということで、次回は寄りの写真などを上げていこうかと思います。

 

JUGEMテーマ:音楽

こんなヤツ、導入しました。第11回 Let's answer a QUIZ!その

 

この辺まで来ると、ほぼほぼわかりますかね(笑)。

 

JUGEMテーマ:音楽