BlueNoteJazzFesの心の赤字埋めてきました(笑)。

今年、本当に楽しみにしていたイベント、ブルーノートジャズフェスティバル。

 

ドナルド・フェイゲンを個人的には初めてナマで見られる機会だったのですが、ご存知のようにウォルター・ベッカーの訃報を受けて来日キャンセル。そしてフェス自体も中止となってしまいました。まぁ、残念…。他にも見たいバンドやアーティストも沢山いたのですが、それからも見られずじまいでした。

 

そんな傷心だった昨今、その心のスキマを埋めてくれそうなイベントがあるとのことで、先日、そのライブを拝見してきました。バンド名はズバリ「SteelyShodan(初段)」(笑)。知る人ぞ知る、スティーリー・ダンをリスペクトする強者が揃う有名なカバーバンドです。お名前だけは以前より存じ上げており、一度観たいなぁと思っておりました。

 

このバンドに今回お友達の宮さんが参加することのことでしたし、また他のセッションなどで知り合いになりましたみーたんさんもいらっしゃいます。どんな演奏を聞かせてくれるのか、本当に楽しみ。あとね、対バンがもうひとバンドあったのですが、こちらは「TrinityAirBlue」。トリニティさん率いるバンドで、以前も一度拝見したことがあります。超絶技巧のバンドでハードフュージョン的なサウンドです。ベースは以前うちにも遊びに来てくれた竹村さん。そういう意味では、知り合いがたくさん出ている俺トクなライブですよ(笑)。

 

会場に入るとね、もう満席(笑)。すごっ。

入り口で宮さんやみーたんさん、竹村さんがいらっしゃったのでご挨拶。行くとは言ってなかったのですが、私をみて、宮さんが「んじゃ真面目に弾かないと」と。いつも真面目に弾いてるでしょーが(笑)。楽器屋の試奏ですら、いろんなグルーヴを聞かせてくれる方なので、超期待してますよ(笑)。

 

何とか席を見つけて着席。しばらく待って開演。初めて拝見したのですが、このバンドは本当にすごいですね。まずはちゃんとスティーリー・ダンを再現するべく、メンバー構成が豪華。Vo&Key、G、B、Dr、Keyに加え、Ts、As、Tpの3管と、Choが女性3人。計11人(笑)。決して広いステージではないので、メンバーがはみ出してますね(笑)。

 

 

 

 

これがね、流石に年季の入った演奏で抜群の再現性(笑)。コーラスも管のハモリもとても気持ちいい。そして何より良かったのが、Voのシュガーさん。ドナルド・フェイゲンの声って、意外とありそうでなさそうな声で、スティーリー・ダンやドナルド・フェイゲンのカバーって、歌がハマらないと気持ちよく聞けないことが多いのですが、その辺の違和感が全くないんですよね。うまい!目つぶって体を揺らしながら気持ちよーく聴いてましたよ。それにみーたんさんのギターもとてもよく謳うし、音色もいい。ソロもバッキングもバッチリ。こういう音楽を体にしっかり入れている方々の演奏は自然体なので、聴いてるこちらもリラックスできますね。テナーのソロも良かったなぁ。

 

宮さんのベースは65年PB。いい音してますね。ここのところ個人的にはPBブームなので、良いPBの音を聞くと本当に勉強になります。適度なハイを感じさせつつ、耳障りにならないいい塩梅。グルーヴさせるのが難しい曲も多いと思うのですが、その辺はさすがですよね(笑)。時々入るオブリガードなんかも小洒落てて、「そうそう、こう言うの気持ちいいよね!」と素直に思わせてくれます。

またぜひ拝見したいですね。

 

んで、次のバンドTrinityAirBlue。この日のセットリストはチック・コリアからトライバルテックから、名前がよくわからないという謎の曲まで、ハードフュージョン、プログレッシブジャズといった趣きの曲満載。本当に難しい曲ばかりだと思うのですので、皆さん楽そうに弾きますね。ギターの方もドラムの方も本当にうまいし、ソロとかも聴かせますよ。もっとたくさん聞きたかったなぁ。

 

 

あと、意外だったの最後の曲がYMOの東風だったこと。TrinityさんはYMOが原点なんですね。MCでそう話されてました。私と一緒だ(笑)。しかもキーボード独学ってすごい。ある意味、この人は天才なんじゃないかな。独学であんだけ弾けるって普通いないし、キーボードでのドラムソロ(この日はしかなったけど)、シンセベースやスラップ的な演奏、ギター・ソロとかね、もうねビックリですよ。まるでその楽器を演奏しているようにキーボードで演奏されるんですよね。未見の方、ぜひ一見の価値アリですよ。ぜひ機会を見つけて見てみてください。感動します!

 

ベースの竹村さんはこの日は難しい曲が多いとのことで、コッポロ5弦を使ってました。やっぱり音いいですよね。ラインがクリアだし、聞きやすい。きっと弾いていてもストレスが少ないんじゃないかな。しかし、あの難曲の数々をリハ1回だけっていうから、恐ろしいですね(笑)。私だったら10回リハしても自信ないわ…。譜面見ながらでしたけど、難なく演奏してました。こちらもさすがっすね。またぜひうちに遊びに来てくださいな。

 

ということで、ブルーノートジャズフェスのフラストレーションが精神的には解消されましたよ!ありがとうございました!また機会があれば拝見しに行こうと思います。

 

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プロの選択眼は深いね。

先日ね、プロベーシストの船曳耕市(ビッキー)さんにお誘いいただきまして、プロベーシストが沢山集まる機材研究会的な集会にお邪魔してきました。当日は10人弱ぐらいがせまーいスタジオに各自2,3本程度のベースを持ち寄り、アンプも3台稼働、エフェクターも普段の足元などを持ち込んでいただいたりして、それはそれは濃い、そして“低音地獄”な約2時間を過ごさせていただきました(笑)。

 

まぁ、本当にみなさんバリバリにレコーディングやサポート、セッションなどを一線でこなしている方々だけに、聴いてりゃそれだけで十分に楽しめる!達者だなー、すごいなー!って。もう普通にファン目線ですよ(笑)。

 

ただね、その試奏をした後のそれぞれのコメントがね、深いんですよね。楽器への言及が細かく、短時間の試奏なのに分析、考察が深い。私なんぞは、弾きやすいか、反応が自分の好みか、あとは一般的な音の重心がどの辺にあるかな、ぐらいなんだけど、皆さんは違うんですよね。

 

音質的な考察で言えば、帯域ごとに把握して、バンドで混ざったときをイメージして、そのベースの居場所や所有する意味を意識、無意識は別として皆持っている。楽器を判断する上での判断基準、指標が間違いなく私のようなアマチュアとは違って、沢山あるんです。

 

それは様々な現場や環境の経験の積み重ねなんでしょうね。アマチュアでは経験できないキャパで音を出すわけで私が家でちんまい音で鳴らしているのは訳が違う。またベースには過酷なツアーをこなすための耐久性、長時間弾くことを前提とした体への負荷を求めるし、音的にも抜けすぎるとアンサンブルを壊してしまう、なんて話もしてました。あと他のスタッフやPA、バンドメンバーからもらったフィードバックから考えることも多いでしょうし。きっとね、そういう様々の体験から培われた指標が沢山あるんだと思います。

 

正直、私にはわからないことがいっぱいあったし、それに対して皆さんがディスカッションしている姿を見るとね、やっぱりプロはこれでご飯食べてるわけで、考えること求めることのレベル違っていて当たり前だよね、と心の中で独りごちていたわけです。

 

いち傍観者としては、当日集まったベースをそれぞれが弾くと、同じベースでもその音質や演奏のカラーが全然違っててとても面白かったです。もしこれがチケット制のイベントでもお金払う価値があると思うし、飲みながら3,4時間は見てられる(笑)。

 

また集まった方々はそれぞれに面識のある方も初めまして方のいらっしゃったようですが、すぐに打ち解けるし楽しそう。この間、別の飲み会でも聞きましたが、ベーシスト同士って他の楽器の方より仲がいいですよね。この日もそんな居心地の良い空気があふれてました!

 

ホント、良い集まりですよね。また機会がありましたら誘ってください。

ビッキーさん、皆さん、ありがとうございました!

 

 

p.s

当日、機材をつなぎ過ぎたせいか、一つのコンセントに負荷がかかり過ぎたせいか、スタジオ全体の電源が落ちてしまいました。急に真っ暗(笑)。こんなこと初めて。でもその暗闇の中で生音でずっと数人のペチペチと弾いている音がしてて、ほんとにこの人たち好きなんだなぁって思いました(笑)。

 

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いやぁ、天は二物も三物も与えるよね。Esperanza Spalding@BLUENOTEを観てきました。

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彼女のソロアルバムは全部持ってますし、ライブもグラミー受賞後のブルーノート東京JAZZと観ており、今回で3回目。普通にファンです(笑)。何がいいって、まぁ言及を避けては通れないその容姿(笑)。まぁ、かわいい!!顔なんか小っちゃくて、それでいて体の線も細くって、華奢(その辺はタルちゃんとは全然違う)。しかし、演奏を始めるや否や、男性顔負けのグルーヴと、何よりもそのヴォイスが素晴らしい。それと毎回アルバムなどもコンセプトが変わり、全く違う表情を見せるその音楽性の広さ。天才という言葉は彼女のためにあるのかも、と独りごちております。そんな彼女の緊急来日、行かないわけにはいきません!ということで、初日の1stを拝見してきましたよ。

 

会場は満席。2階もいっぱい。さすがに人気ありますねぇ。いつも通り、来日メンバーなどの予備知識なしで行ったので、今回はどういう構成なのかと思いステージを見ますと、意外とスカスカ。いつも結構大人数での来日が多かったのですが、今回はギタートリオの構成なんすね。いや、それもまたビックリ。

 

いつも通り、ステージ導線上のカウンター前にハイチェアを出していただき待っておりますと、彼女が目の前を通ってステージに登壇。衣装は赤と青っぽい上下の柄物でパンツスタイルなんでだけど、スタイル抜群。何なら髪型の横幅より体の方が細い(笑)。そして顔ちっちゃ!間近で見ても本当に美人なの。ほれるわー。

 

演奏内容をネタバレしない程度の言っておきますと、決して分かり易い楽曲ではありません。ギタリストはほぼジョンスコ風だし、コード進行も普通じゃない。しかもアウトしているソロが多いから、聴く側にも音楽リテラシーは必要ですね。

今回は比較的ウッドベースメインの演奏で、エレベを持ったのは2曲程度かな。彼女のライブの見せ場は、楽器演奏というよりはやっぱりヴォーカル。ホント素晴らしい!複雑な4ビートやリズムを刻みながらも、ベースはグルーヴしつつ、ヴォーカルはシンガーのそれ。どうしたら、あんな風に歌いながら弾けるのかしら?ソロも歌いながら弾いてましたけど、ベースとのユニゾンとか、完璧なの。歌うことすら難しいラインなんだけど、ウッドと完璧にシンクロしてるんだよね。

 

今回観てはっきりと認識できたのは、彼女はエレベではなくてウッドの人なんだなぁ、ってこと。演奏しているときの雰囲気なども圧倒的にウッド弾いているときの方が様になってるし、体全体を使ってグルーヴしている。エレベではファンキーなラインを弾いてましたが、運指や使用するポジションもウッドのそれでしたし。

 

ちょっとだけ気になったのはその音色。ウッドの箱鳴りが強くミッドが結構ボワッとしてたかな。エレベは5弦フレットレスなんだけど、ワンマイクなこともあり、ある意味粗野な音。以前見たときもfenderJBの音があんまり良くなかったのですが、その辺はあまり気にしないのかな。

 

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最後ね、アンコールで、ウッド1本で歌ってくれたんだけど、もうね、それだけで多分1時間半のショウができるね。観てても聞いてても飽きない。最高ですよ。マジで私が若くて才能のあるミュージシャンだったら、絶対口説いているね(笑)。

 

彼女の音楽は、間違いなくジャズではあるが、やはり幼少から親しんだクラシックの影響が強く感じられます。本当にオリジナリティのある音楽を作るし、それを表現するスキルも十分にある。もし当日立ち見でもチケットが出るなら絶対に行くべきです!

これからも来日があれば、必ず行きますよ!だって結婚したいミュージシャンNo.1だもん(笑)。

 

最後にエレベのヘッドの写真を上げておきますが、これはどこのブランドなのかしら?ヘッドの形が特徴的なので、分かる人には分かると思うんだけど。ちなみに彼女はストラップをせずに、結構幅のあるベルトにフックをつけてベースをホールドしてました。珍しいよね。衣装の形が崩れるからなのかな。ZZTOPみたい(笑)。

 

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だけど、ショックだったのは、左手の薬指に指輪をしているみたいだったこと…。途中から気になってそこばかり見ちゃいました…(T _ T)。

 

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席に座って待っていた時に声を見知らぬ方から声をかけていただきました。JACOのトークで話された方ですよね?って。少しお話をしたらぐるまんさんのお友達のようでした!世間は狭いですね。ブログも観ていただいているとのことでしたで、こちらで御礼を申し上げておきますね!ありがとうございました!

 

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