イベント的にはひと段落かな…。peter barakan's LIVE MAGIC!終了。

先週末の土日と今週月曜日、都内と山形でイベントを行いました。もうね、今年は祟られているとしか言いようのない台風の襲来でてんやわんやでした。日は東京直撃で、月は東北…。屋外のイベントではなかったので、中止までの心配はしてませんでしたが、交通機関などが止まったらアウト。なので、ウェザーニュースとにらめっこしながらの毎日でした…。結果的にはイベント自体は開催できましたし、大きな事故もなく無事終了。まぁ、客足には影響がなかったか言われれば、何とも言えませんけどね。

 

今年、4回目を迎えることができたイベント“peter barakan's LIVE MAGIC!”。毎年、この時期に恵比寿ガーデンプレイスで2DAYS、そして昨年からはスピンオフ企画として山形公演を行っております。ご存じない方のために簡単に申し上げますと、ラジオDJや執筆、テレビ出演などで有名なブロードキャスター(音楽評論家)ピーターバラカン氏が、洋楽邦楽の有名無名を問わず、良質な音楽をやっているアーティストを招へいして行なうイベントです。今年も初見のアーティストが沢山いて新鮮でしたし、とても賑やか&良い雰囲気でした。飲食スペースなんかも、ピーターさんの行きつけのお店が出店してて、普通のフェス飯ではなく、手が込んでて、しかも安い。ドリンクもオーガニックワインからクラフトビールまで置いている。それらも安い。物販はTシャツ2500円なり。これまた安い。正直、かなり厳しい財政事情で運営してます故、ほぼすべてスタッフの手作りでなんかとやっているイベントっす。スタッフTシャツには“HAND MADE FESTIVAL”って書いてありますからね(笑)。

 

まぁ、裏方の話は置いておいて、今年も素敵な音楽がいっぱいあって、楽しかったですよ(全部見れてませんが)。個人的に楽しみにしていたのは、まずはThe Steve McQueens。名前だけ聞くと色物感ありますが、全然そんなバンドではありません。ホントにかっこいい。音楽性でいえば、ハイエイタス・カイヨーテとか好きな人にはテッパンかな。女性のヴォーカルの力量もあるし、バンドも上手い。ベースの人はディングウォル使ってましたね。ソロもバリバリと弾いてました。CDなどは全国流通していないので、私は会場で2枚買いました!おススメです。(多分青山 月見ル君想フで売ってます。)

 

 

あとはTHE NEW STEW。このバンドは実力派ぞろい。それぞれがいろんなセッションやサポートをしている凄腕集団で、今回はビル・ウィザーズの「ライヴ・アット・カーネギー・ホ−ル」を丸々再現ということで大いに期待してりましたが、それを上回るデキでした!

 

 

何よりも素敵だったのが、ベースのKevin Scottさん。とても陽気でフランク。んで演奏も上手い!使っているベースがまたツボで、アノダイズドの59Pモデル。ブランドはfenderではなかったと思います。ライブ後に話をする機会がありまして、よくよく聞いてみますと、ダニー・マキャスリンのグループもやってるし、最近ではFORQもやっている。まさに私の好きなティム・ルフェーブルやマイケル・リーグと同じラインの人なんですよね。エフェクターの話をしたところ、好みも一緒。今回は使ってませんでしたがエレハモのリングモジュレーターまで普段は使っているみたいですからね(笑)。

この来日の後、すぐに帰国してジョン・マクラフリンのツアーサポートがあるようです。難しいのにすごいですね!って言ったら、自分でも難しくて大変だよ(笑)って笑ってました。毎年、ベーシストは良い出会いがあって楽しいです。

 

 

 

 

いちいち書いていると膨大な量になってしまうので、ハショリますが、今年も濱口祐自は凄い人気でした(笑)。演奏はもとよりいいのですが、キャラ勝ちだよなぁ(笑)。ステージ前はいつも人でいっぱいです!

 

 

あとMyahk Song Book  與那城美和/松永誠剛もとても素敵でした。ジャズ系のウッド&エレキ弾きの松永さんと、宮古島の民謡の歌い手である與那城さんのコラボです。これがね、沁みるのよ。ウッドベースのラインが入ることで、民謡がとてもモダンに感じるから不思議。もちろん懐かしさのような情感もあるのですが、新しい魅力が引き出されている感じ。山形公演の打ち上げの際には與那城さんが居酒屋で三線で歌ってくれましたが、不思議とお店が沖縄の空気になりました。歌の持つ力は凄いですね。松永さんとも沢山話をしました。今度、JAZZも拝聴してみたいですね。(PVの途中でワンコの鳴き声が入っているのも雰囲気いいですw。)

 

 

あとはヘッドライナーSOULIVEは言わずもがな、良い。エリックたちは時差ボケでたいへんだったみたいですが、演奏はやぱりイカシてます。今までビルボードやフジロックのレタスなど、遠目に見ていたので、間近で拝見でしたのは新鮮でした!

 

 

とにかくグルーヴするし上手いよね。リハ終わりにエフェクターを写真撮ったのであげておきます。ギターはアイバニーズのビグズビーみたいのがついているヤツ1本で通してました。打ち上げでは眠いから10分で帰るよ、といいつつ、かなり長い時間まで残ってくれいました。いい人達です(笑)。

 

 

っということで、金曜日の仕込日から月曜日の山形公演終了まで、本当に睡眠時間も短く年寄りにはしんどい現場でしたが、やりがいのある現場です。何よりもピーターさん、大変だったと思いますが、最後まで笑顔で頑張っていました。頭が下がりますよね。お疲れさまでした!!

 

 

 

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BlueNoteJazzFesの心の赤字埋めてきました(笑)。

今年、本当に楽しみにしていたイベント、ブルーノートジャズフェスティバル。

 

ドナルド・フェイゲンを個人的には初めてナマで見られる機会だったのですが、ご存知のようにウォルター・ベッカーの訃報を受けて来日キャンセル。そしてフェス自体も中止となってしまいました。まぁ、残念…。他にも見たいバンドやアーティストも沢山いたのですが、それからも見られずじまいでした。

 

そんな傷心だった昨今、その心のスキマを埋めてくれそうなイベントがあるとのことで、先日、そのライブを拝見してきました。バンド名はズバリ「SteelyShodan(初段)」(笑)。知る人ぞ知る、スティーリー・ダンをリスペクトする強者が揃う有名なカバーバンドです。お名前だけは以前より存じ上げており、一度観たいなぁと思っておりました。

 

このバンドに今回お友達の宮さんが参加することのことでしたし、また他のセッションなどで知り合いになりましたみーたんさんもいらっしゃいます。どんな演奏を聞かせてくれるのか、本当に楽しみ。あとね、対バンがもうひとバンドあったのですが、こちらは「TrinityAirBlue」。トリニティさん率いるバンドで、以前も一度拝見したことがあります。超絶技巧のバンドでハードフュージョン的なサウンドです。ベースは以前うちにも遊びに来てくれた竹村さん。そういう意味では、知り合いがたくさん出ている俺トクなライブですよ(笑)。

 

会場に入るとね、もう満席(笑)。すごっ。

入り口で宮さんやみーたんさん、竹村さんがいらっしゃったのでご挨拶。行くとは言ってなかったのですが、私をみて、宮さんが「んじゃ真面目に弾かないと」と。いつも真面目に弾いてるでしょーが(笑)。楽器屋の試奏ですら、いろんなグルーヴを聞かせてくれる方なので、超期待してますよ(笑)。

 

何とか席を見つけて着席。しばらく待って開演。初めて拝見したのですが、このバンドは本当にすごいですね。まずはちゃんとスティーリー・ダンを再現するべく、メンバー構成が豪華。Vo&Key、G、B、Dr、Keyに加え、Ts、As、Tpの3管と、Choが女性3人。計11人(笑)。決して広いステージではないので、メンバーがはみ出してますね(笑)。

 

 

 

 

これがね、流石に年季の入った演奏で抜群の再現性(笑)。コーラスも管のハモリもとても気持ちいい。そして何より良かったのが、Voのシュガーさん。ドナルド・フェイゲンの声って、意外とありそうでなさそうな声で、スティーリー・ダンやドナルド・フェイゲンのカバーって、歌がハマらないと気持ちよく聞けないことが多いのですが、その辺の違和感が全くないんですよね。うまい!目つぶって体を揺らしながら気持ちよーく聴いてましたよ。それにみーたんさんのギターもとてもよく謳うし、音色もいい。ソロもバッキングもバッチリ。こういう音楽を体にしっかり入れている方々の演奏は自然体なので、聴いてるこちらもリラックスできますね。テナーのソロも良かったなぁ。

 

宮さんのベースは65年PB。いい音してますね。ここのところ個人的にはPBブームなので、良いPBの音を聞くと本当に勉強になります。適度なハイを感じさせつつ、耳障りにならないいい塩梅。グルーヴさせるのが難しい曲も多いと思うのですが、その辺はさすがですよね(笑)。時々入るオブリガードなんかも小洒落てて、「そうそう、こう言うの気持ちいいよね!」と素直に思わせてくれます。

またぜひ拝見したいですね。

 

んで、次のバンドTrinityAirBlue。この日のセットリストはチック・コリアからトライバルテックから、名前がよくわからないという謎の曲まで、ハードフュージョン、プログレッシブジャズといった趣きの曲満載。本当に難しい曲ばかりだと思うのですので、皆さん楽そうに弾きますね。ギターの方もドラムの方も本当にうまいし、ソロとかも聴かせますよ。もっとたくさん聞きたかったなぁ。

 

 

あと、意外だったの最後の曲がYMOの東風だったこと。TrinityさんはYMOが原点なんですね。MCでそう話されてました。私と一緒だ(笑)。しかもキーボード独学ってすごい。ある意味、この人は天才なんじゃないかな。独学であんだけ弾けるって普通いないし、キーボードでのドラムソロ(この日はしかなったけど)、シンセベースやスラップ的な演奏、ギター・ソロとかね、もうねビックリですよ。まるでその楽器を演奏しているようにキーボードで演奏されるんですよね。未見の方、ぜひ一見の価値アリですよ。ぜひ機会を見つけて見てみてください。感動します!

 

ベースの竹村さんはこの日は難しい曲が多いとのことで、コッポロ5弦を使ってました。やっぱり音いいですよね。ラインがクリアだし、聞きやすい。きっと弾いていてもストレスが少ないんじゃないかな。しかし、あの難曲の数々をリハ1回だけっていうから、恐ろしいですね(笑)。私だったら10回リハしても自信ないわ…。譜面見ながらでしたけど、難なく演奏してました。こちらもさすがっすね。またぜひうちに遊びに来てくださいな。

 

ということで、ブルーノートジャズフェスのフラストレーションが精神的には解消されましたよ!ありがとうございました!また機会があれば拝見しに行こうと思います。

 

JUGEMテーマ:音楽

プロの選択眼は深いね。

先日ね、プロベーシストの船曳耕市(ビッキー)さんにお誘いいただきまして、プロベーシストが沢山集まる機材研究会的な集会にお邪魔してきました。当日は10人弱ぐらいがせまーいスタジオに各自2,3本程度のベースを持ち寄り、アンプも3台稼働、エフェクターも普段の足元などを持ち込んでいただいたりして、それはそれは濃い、そして“低音地獄”な約2時間を過ごさせていただきました(笑)。

 

まぁ、本当にみなさんバリバリにレコーディングやサポート、セッションなどを一線でこなしている方々だけに、聴いてりゃそれだけで十分に楽しめる!達者だなー、すごいなー!って。もう普通にファン目線ですよ(笑)。

 

ただね、その試奏をした後のそれぞれのコメントがね、深いんですよね。楽器への言及が細かく、短時間の試奏なのに分析、考察が深い。私なんぞは、弾きやすいか、反応が自分の好みか、あとは一般的な音の重心がどの辺にあるかな、ぐらいなんだけど、皆さんは違うんですよね。

 

音質的な考察で言えば、帯域ごとに把握して、バンドで混ざったときをイメージして、そのベースの居場所や所有する意味を意識、無意識は別として皆持っている。楽器を判断する上での判断基準、指標が間違いなく私のようなアマチュアとは違って、沢山あるんです。

 

それは様々な現場や環境の経験の積み重ねなんでしょうね。アマチュアでは経験できないキャパで音を出すわけで私が家でちんまい音で鳴らしているのは訳が違う。またベースには過酷なツアーをこなすための耐久性、長時間弾くことを前提とした体への負荷を求めるし、音的にも抜けすぎるとアンサンブルを壊してしまう、なんて話もしてました。あと他のスタッフやPA、バンドメンバーからもらったフィードバックから考えることも多いでしょうし。きっとね、そういう様々の体験から培われた指標が沢山あるんだと思います。

 

正直、私にはわからないことがいっぱいあったし、それに対して皆さんがディスカッションしている姿を見るとね、やっぱりプロはこれでご飯食べてるわけで、考えること求めることのレベル違っていて当たり前だよね、と心の中で独りごちていたわけです。

 

いち傍観者としては、当日集まったベースをそれぞれが弾くと、同じベースでもその音質や演奏のカラーが全然違っててとても面白かったです。もしこれがチケット制のイベントでもお金払う価値があると思うし、飲みながら3,4時間は見てられる(笑)。

 

また集まった方々はそれぞれに面識のある方も初めまして方のいらっしゃったようですが、すぐに打ち解けるし楽しそう。この間、別の飲み会でも聞きましたが、ベーシスト同士って他の楽器の方より仲がいいですよね。この日もそんな居心地の良い空気があふれてました!

 

ホント、良い集まりですよね。また機会がありましたら誘ってください。

ビッキーさん、皆さん、ありがとうございました!

 

 

p.s

当日、機材をつなぎ過ぎたせいか、一つのコンセントに負荷がかかり過ぎたせいか、スタジオ全体の電源が落ちてしまいました。急に真っ暗(笑)。こんなこと初めて。でもその暗闇の中で生音でずっと数人のペチペチと弾いている音がしてて、ほんとにこの人たち好きなんだなぁって思いました(笑)。

 

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