一連のよしもと騒動について、物思ふ。

ここしばらく、市井の話題はこのネタでもちきりですね。

 

元々は闇営業の問題から端を発し、今現在ではよしもと自体のコンプライアンス、経営としての資質が問われる問題にまで発展しています。まずは問題の根本に立ち返るなら、闇営業を行った芸人が悪い。これは社会的には納税義務、感情的には公序良俗的に後ろめたい。ただ若手芸人に関しては十分情状酌量の余地のある話だと思います。日々の暮らしに不安を持ち、十分な報酬も受けられていない(実力とかではなく、ギャラの分配ね)のだから、自分がその立場なら、安易にその申し出を受けてしまっていたと思うし、声高に非難する気持ちにはなれません。しかし、宮迫、田村亮両氏は別。彼らは相応の給料をもらっていたはずですので。それと宮迫さんに関しては、個人的には全く同情する余地がありません。100万円もの金額をもらい、それでたとえ忘年会の支払いをしたとしても、そのお釣り(一体いくらよ?)をもらって覚えていないと。庶民感覚ではありえない。ってことは他にも沢山こういう経験があること言うことなのではないかなと勘ぐってしまいます。私なら1万円もらっても10年は覚えていると思うしな(笑)。

両氏の会見に関しても、その印象は宮迫さんと田村さんで大きく異なります。なんだか、宮迫さんはお芝居を見ているような気持ちになりました。田村さんに関しては、まず浮かんだ言葉が「愚直」。決して頭の回転がよく小器用な人ではない分、その真っ直ぐな言葉には心が動きました。人柄といえばそれまでですが、この「愚直さ」が彼の長所だし、その性格がよく出ていたと思います。

 

そして、岡本さんの会見。これはね、もうテレビでもネットでも一様に言われている通り、お粗末としか言いようがない。日本を代表する芸能事務所の仮にもトップであろう人の会見じゃないよね。全部を見たわけではありませんが、準備らしい準備(想定問答集とか)もなく、リスクマネジメントも何もない。ただ泣いて言い訳して、責任のとり方は報酬50%の1年間返納だけ。これじゃ誰も納得しないよね。当事者である芸人の方々も今まで圧政(取り分やパワハラ)に対して、語ることが難しかったと思いますが、ここぞとばかりに発言しています。やっぱり相当溜まってたんだろうなぁと思いますよ。

 

私が今回の件で一番残念に感じたのは、今現在の心境として、よしもと芸人の出ている番組やネタで素直に笑えなくなってしまったこと、かな。テレビで道化を演じていても、観てて違う感情が沸き起こってしまうというか。ここでは見せない辛さがあるんだろうなとか。舞台裏を僕らは知る必要はない。それが見えた瞬間に冷めてしまうというか。あと、あんな社長がトップを張っている会社を応援はしたくないかな、とか。

実はこれが今回一連の騒動で一番の損失なんじゃないかな?と思ったりします。意識するかしないかは別としてね、きっとなんとなくこんなふうに感じてる人は少なくないんじゃないっすかね。よしもとブランドの毀損とでも言うべきか。ほんと、素直に笑えない。

 

松本さんが動いたり、諸先輩がいろいろと提案して良くしようと動いていることは美談にも感じますが、テレビという場やSNSという我々の見える場所で、そういったやり取りが行われるのは、個人的には好きではありません。イチお笑いファンとしては余計な情報なく、純粋に芸や話芸をみたいし、本来的にはそれ以上を知る必要もないんですけどね…。

 

社長は「テープ回してないやろな?」と冗談で言ったらしいですが、その冗談のクオリティぐらい、今のよしもとは笑えないですよ。結局社長が辞めるところまで追い込まれそうな気がしますけど、辞めるなら潔くお詫びして退けば、その次の展開や本人の道も見えてきたと思いますが、最悪のやめ方をするとそれもなくなってしまいます。本当に引き際って大切だなって思ったります。

 

早く、宮迫さんや田村さん、その他若手の処遇が決まり、過去のこととして笑える日が来るといいですね。お笑い番組ぐらい気楽に見たいもん。

 

最後に。なぜダウンタウンの元マネージャーはかりが偉くなっているのだろう?(笑)。

 

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豪雨被害について物思ふ。

一昨日あたりから降り止まぬ集中豪雨のため、九州南部の鹿児島、宮崎、それから前回豪雨や地震の爪痕の残る熊本でも甚大な被害が出ているようです。早期の避難が常識として定着しつつあるのは良いことでもありますが、やはり地球が壊れてきている気がして、とても恐ろしく感じます。

 

ここ数年、こういった被害に遭っているのは、九州や中国地方などが多いですね。低気圧が北上して弱まる前の、温かい空気を十分溜めた強い状態で直撃するケースも少なくなく、地理的要因も少なからず影響していると思います。そして、この手の天災がおこるたびになんとなくなじていることがあります。それは、

 

豊かな自然に恵まれていればいるほど、災害に弱いという事実。

 

当然といえば当然なのですが、人工物が少なく緑豊かな森林は、十分な治水管理がされている可能性が低い。山や川が従来、自ら処理できた容量を遥かに超える降水量になってしまったことが原因なのですかね。まさに異常気象…。

人が住まう上で、四季を感じることできる暮らしは本当に尊い。私は田舎が好きだし、できれば移住したいとすら思っています。ただ、そういった豊かな自然環境と天災のリスクは表裏一体である、ということなんですよね。

 

私は実家も東京ですし、都会暮らしが人生の殆どです。東京は人工物の塊みたいな街ですが、その長所として天災(降雨)による被害は地方都市に比べて圧倒的に少ないことだと思います。江戸時代から川の氾濫などを繰り返しながら自然と戦い、街を守る環境整備に尽力してきた結果とも言えるかもしれません。東京の地下には巨大な治水トンネルがあり、川の氾濫を防止しています。アスファルトも透水性の高いもの舗装が増えてきています。地震に関しても免震構造が一般的ですし、東日本大震災での一般住宅の倒壊もあの規模にしては少なかったと個人的に感じます。

 

豊かな自然を残すことと都市化を図ることは二律背反することもあるだろうし、ましてや人口減で財源難の地方都市ではとてもそこまで手が回らないことが想像に難くないのですが、これから気象条件を考えるに絶対に某かの対策は必要だと思います。政治家が地方創生を標榜するのであれば、国財源を使っての早期の対応を考えてもらいたいものです。

 

残念だけど、自然をありのままに残すことと、人の暮らしを守ること。その2つの同時達成はとても難しい課題だと思いますが、ずるずると後手にならないことを祈ります。自然は今後ますます凶暴になりそうですし…。

 

自然を賛美するだけではだめですね。決して好きではない都会ですがいいところもあるのかも、とちょっとだけ思ったりました。

被災された方、まだ被害規模さえ見えてないかもしれませんが、一刻も早い心の安寧が訪れますよう。

 

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民主主義と一党独裁が同居する国。

ちょい前のことになりますが、香港の逃亡犯条例改正案に反対するデモはすごかったですね。200万人とも言われる民意が、結果的に改定案の無期延期(事実上の廃案)まで追い込んだというのは、民主主義という意識が国民にしっかり浸透している証左とも言えるかもしれません。もちろん、本国の一党独裁があるからこそ、逆に強く刷り込まれているという結果論ではあると思いますが。

 

一国二制度というのはかなり異例な統治方式だと思いますが、その振り幅が180度ベクトルが違っているという現状をみるにつけ、最終的な融和というのがとても難しいような気がしました。なし崩し的に時間をかけて、そして啓蒙と引き締めを繰り返して、中国化を図るつもりだったのでしょうが、逆に香港の団結を促してしましたね。

 

そもそも香港は1997年に中国に返還される際に、特別行政区となり香港特別行政区基本法を制定、故に高度な自治権を有しており、2017年には「普通選挙」の導入が予定されていたのですが、結果的には中国中央政府が民主派の立候補者を実質的に排除する選挙方法を決定しました。その時の国民の反対運動が「雨傘運動」でしたね。基本的にはこれ以降、だんだんと中国化を推進していくんだろうなぁ、なんて思ってましたが…。

 

香港人は意識としては中国人ではないのかもしれませんね。そんな調査結果も以前webサイトで見た気がします。イギリス統治下の教育や言語がまだ色濃く残っており、その意識を継承するような教育が行われているのかもしれません。今回のデモは香港人口の4分の1が参加したそうです。これは日本では考えられないですよね(日本は幸運にもこういう危機に瀕することがなく、そして幸か不幸か平和ボケでいられるので)。

 

この騒動を受けて、中国との距離を置く政策に重きを置く台湾の総統、蔡英文の支持率は上がっているそうな。こないだまで30〜40%前半だった支持率が今は47%程度とのこと(朝日新聞)。中国が自国の領土とすることを前提としてる台湾ですから、対岸の火とは言ってられないですよね。

 

1997年に変換された際、50年間はこの一国二制度を維持する(高度な自治を認める)としてましたが、本国の意識としてはすでに形骸化してるのでしょうね。イギリスの中国大使が2014年にすでに上記はすでに無効と見解を示したって、WEBで調べたら書いてありましたし。

 

この先、どのような形で中国との距離を作るのか?気になるところです。

 

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