Herbie HancockのDVD、“POSSIBILITIES”を買いました!

何気なくね、渋谷のタワレコに寄った時のこと。JAZZフロアの一角にハーヴィの画が飾ってありまして、何事かと(笑)。新譜でも出たのかと思いきや、彼のドキュメンタリー映画がDVDとして発売されてました!そんな映画、あったんかい!?全然、知らなかったぞー!と思いつつ、説明を読みますと、日本では未公開だったみたいですね。

 

ドキュメンタリーといってもその半生を描くとか、そういう映画「JACO」的なモノではなく、2005年に発売されたアルバム“POSSIBILITIES(ポシビリティーズ)”のレコーディング風景のドキュメントのようです。

 

※一応、アマゾンのリンクを貼っておきました。

このアルバムは、ハーヴィが色々なジャンルのアーティストとコラボした楽曲が収められている異色のアルバムなのですが、その制作過程を映像として記録しているだけの映画です。もちろん、インタビュや過去を遡った資料映像的なもの入ってますが、物語性はなくて、本当にある意味、記録映画。なので、映画としてのどうこうとかっていう感想はありません。

 

ただね、そのコラボするアーティストとの向き合い方、曲ができる過程、スタジオの雰囲気、それぞれのアーティストのハーヴィへのリスぺクトや想い…なんかが詰まって、個人的には非常に興味深かったです。

 

ハーヴィの音楽に向き合う姿勢や、コラボするアーティストの良さを最大限引き出そうとする言葉がその人柄を描き出していて、個人的にはより氏を尊敬し、愛する気持ちになりましたよ。細かくはこれ以上書きませんが、ハーヴィ好きなら持っていても良いかなと思います。

 

やっぱり、ハ―ヴィとジャコは私の中で別格…という想いを新たにしましたよ(笑)。

 

p.s

もっと日本来てライブしてくんないかなぁ。ショウの数が少ないから、チケット代、尋常じゃないし(笑)。

 

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ブライアン・メルヴィン 「ナイトフード」 フィーチャリング ジャコ・パストリアス (ジャコ・パストリアス・クインテット)が発売されてました。

毎年この時期になると、ジャコの命日も近く、いろんな音源が出来てたりしますが、今年はブライアン・メルヴィン名義の2枚組が発売されました。「ナイトフード」、しかもラジオフランスが録音したライブ音源2枚組。録音は85年3月1日だそう。亡くなる2年半前ぐらいになりますかね?ブライアン・メルヴィンは後年のジャコの面倒を見ていたドラマー。自らが保証人になってNYの精神病院からジャコを退院させ、サンフランシスコの自宅に招いて住まわせてたりして、生活的にも精神的にもケアをしていたみたいですね。

 

 

ジャコが死ぬ間際のホームレス路上生活などは、伝記ものなどに沢山書いてありますが、個人的には読むに堪えないっす…。ただ、それより少し前、このレコーディングがされた時期は、その調子も良し悪しはあるものの、とても素晴らしい演奏をした瞬間もあったらしく、このアルバムにはそんな刹那が切り取ってあります。

 

ジャコマニアの方々に言わすと、やっぱりウェザー後期あたりやビッグバンド結成当初の演奏に比べればその輝きが失われている、てなことなんでしょうが、この時期のジャコだって凄いですよ。確かに「Dolphin Dance」のテーマを間違えたりしているけど、そんなの全然いい。それでも常人にはとてもできないような演奏をしてますよ。コードに則した綺麗なソロとかは健在だし、4ビートのグルーヴも素晴らしい。ベースで主旋律を弾いている曲も多いから、謳わせ方とかとても勉強になるし、コピーしたいと思わせるフレーズもいっぱいある。

 

あと、このアルバムでうれしいのは、収録されている楽曲かな。ジャコやメルヴィンのオリジナル以外にも、先ほど書いたハーヴィーの「Dolphin Dance」の他、マイルスの「So What」、コルトレーンは「Impressions」「Naima」「Mister PC」とかもやってるし、ザヴィヌルの曲もある。多分、向こうのライブでは結構スタンダードもやっていたんだと思うけど、レコーディングされているものが少ないので、こういうのはうれしいなぁ。録音もちゃんとラジオ局が録っているだけあってそう悪くないしね。

※バンド全体の演奏しては、普通だとアウトテイクになってしまうだろうなぁというデキの曲も入ってますが、それはご愛嬌ですかね(笑)。

 

来年はもうジャコ没後30年になるんですよ。早いもんですね。その死を知ったのは、今みたいインターネットとかなかったから、ベーマガの記事だったように思います。実はその時はまだそこまで思い入れもなく、「へー」っていう感じではあったのですが…。

 

最近は「若い子のジャコ離れ」(存在を知らない)なんて話を聞いたりします。ま、織原さんが言ってたんですけどね(笑)。マイルスやコルトレーン、バードと同じようなJAZZGIANTSだと思っておりますのでみんなに知ってほしいし、これから1年、なんか30回忌を盛り上げられるような企画ができれば、と思っております。微力ながらね。

 

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WEATHER REPORT “LEGENDARY LIVE TAPES”&JACO オリジナルサウンドトラック入手。



輸入盤では先に売られてましたけど、国内盤がついに発売になりましたね!
WEATHER REPORT “LEGENDARY LIVE TAPES”

これね、いわゆるライブ盤なんですけど、今まで世に出たことがない未発表音源のみの4枚組!いかも音質もかなり良いです。ジャコやウェザーのブートレグは酷い音のものがたくさんありましたが、こちらに関してはそういう心配はなし。なにせ、PAから録音しているものが多いので。一部はコレクター(テープ収蔵家)からの放出もあるようですが、基本的には全部初出しですよ。あと8:30のような後付オーバーダブもなし!ホントのライブ演奏です!
さらにブックレットも充実してますな。ピーター・アースキンによる解説は結構なヴォリュームがあり、読み応えあります。なので、オススメは圧倒的に国内盤っす。

詳しくは以下の記事に譲りますが、ウェザー、ジャコファンは絶対買って損のない内容ですよ。
とにかく、このライブ盤は近年出たジャコ、ウェザー関連の音源の中では一番好きっす。興味あればどうぞ。

レジェンダリー・ライヴ・テープス1978-1981(完全生産限定盤)

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過去、ウェザー・リポートやジャコ・パストリアス関連のライブアルバムやブートレグは数多く世に出回っているが、今回リリースされる4枚組の本作はそのマスターピースといっても過言ではないだろう。同バンドの黄金期と言われる1978 年〜 81年に、日米、英で行われたライヴ、しかもすべてが未発表音源で構成されている。過去作のライヴ盤「8:30」などは、録音後にオーバーダブが施されていることは周知と思うが、今回は、手を入れていない完璧なナマ演奏。ウェザー・リポートというバンドのジャズ史における価値を考えれば、これはかなり貴重な資料であり、音楽的遺産とも言える。
これらの音源は、ピーター・アースキンやツアーPAとして帯同していたブライアン・リズナーが個人的に録音していたものやコレクター所有の秘蔵品らしく、長きに亘りひっそりと保管、愛聴されていたようだ。近年、ウェザー・リポートのストーリーテラー的な役割を負う機会が多いピーター・アースキンだが、本作でもライナーノーツを担当しており、当時のバンドの状態や各曲の背景や演奏する意味合いなどを解説している。(これだけでもかなり読みごたえがあり、価値がある。)
一般的にライヴ盤は、レコード・CDというフォーマットゆえの時間的な制約があり、そのハイライトとなる楽曲で構成されることが多い。しかし今回はその4枚組という構成により、代表曲と言われる楽曲はもちろんのこと、通常は収録されないであろう各自のソロ・パフォーマンス(独奏)まで収録されている。こういった音源は一部yout ub eなどで見ることはできるが、このような高音質で正式にリリースされるのは初めてではなかろうか。
この時期の同バンドはジャコ中心に語られてしまうことが多いが、本作はリーダーとしてのジョー・ザウィヌルの緻密さ、ウェイン・ショーターの奔放さなど、メンバーそれぞれの個性が表出しており、アルバムで聴きなれた楽曲も、そのライヴ・アレンジにより新鮮味を増している。不意に現れる完全なアドリブ、インタープレイと思われる
フレーズも満載で、メンバー間の呼吸、会話、さらには駆け引きのようなものまで感じられる。CDに注意深く耳を傾け、それぞれのメンバーの表情などを想像してみるのも、ライヴ音源ならではの楽しみ方かもしれない。
とにかく、ライヴ・バンドしての高い演奏性=音の刹那を切り取り、対応、変化、構築させていくスキルが全編に渡り展開しており、演奏家として脂の乗った時期の“爆発力”を十分に堪能できる。ウェザー・リポート解散後、そしてジャコ、ザヴィヌル没後にそれらにまつわる音源や書籍など様々なものがリリースされているが、間違いなく本作はその中でもベストと言えるだろう。宝物を発掘したような気分だ。

※intoxicate #119 転載

p.s
映画JACO-オリジナル・サウンドトラック は?と聞かれれば、うーん、お金に余裕のある人はどうぞ、という感じかな(笑)。実際に映画みないとどういう意味があって選ばれている曲かわからないしね。

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