ヴィンテージにどこまで迫れるのか?“FENDER CHALLENGE” その

さて、このtokaiモディファイ企画もこの辺で一旦の総括になりますかね。

実は前回のエントリ以降、一つだけ加工を行いました。といってもパーツを変えたりするのではなく、ある施策をお願いしてみたんですよ。それは、“加振加工。楽器自体に振動を与えて、購入から5,6年ぐらいを経た鳴りを再現するというもの。その趣旨をwebサイトから抜粋しますと…(詳しくはこちらのwebをどうぞ)

ビンテージギター(弾き込んだ弦楽器等)は、この乾燥状態がより合理的に進んだものであり 一般的に鳴りが良いとされ(ヤング率)(図5)、同様の状態を作り出すことにより 本体音質向上が望まれる(電子レンジと同様の作用 熱力学(S=Q/T)。又、木材 金属等内の分子ベクトルが 調律された弦音階上に 1/fゆらぎ振動等を 反復して与えられる事により 弦楽器本体が アルファ波を誘発しやすい分子構造へと再構築され続け 徐々に定着していき、同一化され 条件反射として 弦楽器本体内部がより共鳴しやすい振動 反響パターン(不規則性の中の調和)(図3)等へと誘導され 全体音質が向上していく E=m*c^2。

簡単に言うなら、弾きこんだ状態まで機械的な作業で持っていき、鳴りを向上させる(楽器本体がアルファ波を誘発しやすい分子構造へ再構築される)というもの。「鳴り」という表現や現象に関しては、肯定・否定など様々な意見が分かれるところですが、ヴィンテージ系の楽器特有の反応が手早く得られるなら、有用な加工なのかもしれない、と思い、まずは実体験をもって評価してみようという人柱的な気持ちで、やってみました。

んで、結論。
正直、劇的な変化はあんまり感じられず…。

もちろん、その個体の製作された年月や素材、塗装などによってもその効果は違ってくると思いますが、少なくとも我が家のtokaiに関しては、あまりその効能を体感できなかったっす。個人的に設定していたハードルがヴィンテージのそれなので、高すぎたのかも知れませんね。
ただし、やはり間を空けて弾いてみると印象は違うようで、プロのフレットレスベーシスト織原さんに再度弾いていただくと、こなれた感じはするとのこと。そう言われれば無駄ではなかったのかも、と思わなくもなく、自分を納得させております(笑)。とはいえ、もう試すことはないかな。



かなり今まで考えられることをやってみたこの企画。個人的には大成功といってよい出来だと思います!C/Sのジャコモデルにも十分勝ったし(笑)。その後、勝負したC/SもWEATHERREPORTのピックアップを搭載したようで、再度弾いてみましたが、私はtokaiの方が良かったなぁ(あくまで私見ですので)。満足。

今回の実験の参考にするべく、いろんな工房のいろんなフレットレスを弾きまくってきましたが、いい楽器は本当に少ない。売価30万オーバーのモノや有名工房のブツも試しましたが、うちのtokaiのほうが間違いなく良かった(笑)。元の音がいい安い国産品に手を掛けて、パーツを厳選した楽器のほうが全然伸びしろがあるし、出来上がりが想像できる分、安心ですね。fenderのヴィンテージと同等までいかないけど、十分に鳴りも音も保証できるフレットレスを、いい個体を見つける度に作れたら楽しいなぁっと思っております(笑)。

ということで、興味がある人がいましたら、うちのやつを是非弾いてみてくださいな。ダメ出しも歓迎なんで(笑)。
さて、総括。



ペグ変更。ヘッド重量や音色を検証して、
結果、GB9とGBR640を混ぜて使用。


ピックガードは鼈甲のものを後付。フェンスやフィンガーレストの穴も空けました。


ピックアップはオーダーのダンカンカスタムショップ。
回路ですが、ポットオリジナル。コンデンサやワイヤーは変更。
ノブも変更。


指板はエポキシ2度塗りで、フレットラインは視認性の良い白のプラ版。


ブリッジも変更。USAfenderのヴィンテージタイプを取り寄せて付けました。


ネック裏の塗装も軽く剥いで、サテン風。

結構手がかかってます。これに関してはトータル20万ぐらいはかかってますね…。
実験をいろいろとした結果なんでやむなし(笑)。納得してますよ!

p.s
フレットレス奏者の織原さんも何度か弾いてくれてますが、やはり印象は良いらしく、彼のために1本同様のモディファイを行うことにしました。この時期のtokaiでいいものをちょこちょこと集めて、細々とモディファイを行ってみようかと思います。

JUGEMテーマ:音楽

スポンサーサイト

コメント

リンク先の公開特許見て爆笑しました。よくもまあこういうでたらめを書きますね。
否定できない限り可能性を留保するのが科学だから、言い切ることはできないんですが(^^;)。
なお、公開特許なので単なる文章です。チェックされてません。
権利化された特許ではないのでご注意を。
一方、振動が利く楽器はあると思います。水分とパーツのなじみ、かな。。。

  • 2015/03/16 10:49

弾いてみたいっすね〜。shinmei_tさんちにもいつかお邪魔したいっす。(・ω・)ノ

  • span21
  • 2015/03/17 06:59

宮さん
まぁ、書いてあることが出鱈目かどうかの判断もつきませんが、結果が全てなのでね。そういう意味では案の定、期待はずれではあります…(笑)。何事も勉強代、ですかね。

span21さん
東京に出張来るときに連絡くださいよ。狭い家ですがウェルカムですから!

  • shinmei_t
  • 2015/03/17 07:56

おおー!ほれぼれする指板面、ネック裏も良い手触りが判るようです。
ちなみに弦はどちらの物をチョイスされましたか?

>加振加工

真偽のほどは判りませんが、確かHEARTのギターの方が「新品のギターはマーシャルのアンプと一緒に地下室に持って行き、三日三晩(これはうろ覚え)フィードバックさせて鳴らしてやるんだ」と20年ほど前に雑誌のインタビューで語っていました。
「さすが世界的なバンドの人はやる事が違うなぁ」なんて感心したもんです(笑)

  • すわべ
  • 2015/03/17 11:59

いつも拝見しております。今回の企画も大変興味深いものですね。Tokai Jazzsound の中古が欲しくなりました。
余計なことですが、ピックガードのビスが一部ないのが気になります(笑)

  • みかみ
  • 2015/03/17 12:45

すわべさん
指板面はフェンダーのRよりほーんのちょっとだけフラット程度で、ネック裏もちょっとだけ塗装を剥いてあります。さわり心地は最高ですよ。弦はdean markley 2672Aです。最近はこれがお気に入りです。

みかみさん
いつも見ていただいているようでありがとうございます。tokaiのjazzsoundの全部がもちろん良いわけではありませんが、あたりの個体が多い気はします。しつはこの後にも2本ほぼ購入しましたが、初号機に負けず劣らず、いいですね。
>ピックガードのビスが一部ないのが気になります(笑)
これね、fenderJAPANの余ってたやつを付けたので、ネジ穴があってないんすよ。いい鼈甲ガラのPG素材があれば新調したいんですけどね。

  • shinmei_t
  • 2015/03/17 16:43

いよいよ完成ですかあ〜〜
是非、本物見てみたいですね(^^♪

私のベースも少し手を入れたらよくなるのかなあ??
こんど味見お願いします<m(__)m>。
(ベースは全く上達してませんが・・・( 一一))

  • y.tera
  • 2015/03/18 07:36

y.teraさん
個人的には非常に納得のいく仕上がりになりました。手を入れて良くなるところやあまり影響を感じない部分が明確になったように思いますよ。一回近いうちに一緒に音出ししましょうね。

  • shinmei_t
  • 2015/03/18 10:02

完成おめでとうございます。
放置プレー中のウチのJB-80(FL改。指板擦り合わせで厚み半分?PUはメーカー不明)といつか邂逅できたら良いですね。

  • 豆助
  • 2015/03/29 00:32