プロの選択眼は深いね。

先日ね、プロベーシストの船曳耕市(ビッキー)さんにお誘いいただきまして、プロベーシストが沢山集まる機材研究会的な集会にお邪魔してきました。当日は10人弱ぐらいがせまーいスタジオに各自2,3本程度のベースを持ち寄り、アンプも3台稼働、エフェクターも普段の足元などを持ち込んでいただいたりして、それはそれは濃い、そして“低音地獄”な約2時間を過ごさせていただきました(笑)。

 

まぁ、本当にみなさんバリバリにレコーディングやサポート、セッションなどを一線でこなしている方々だけに、聴いてりゃそれだけで十分に楽しめる!達者だなー、すごいなー!って。もう普通にファン目線ですよ(笑)。

 

ただね、その試奏をした後のそれぞれのコメントがね、深いんですよね。楽器への言及が細かく、短時間の試奏なのに分析、考察が深い。私なんぞは、弾きやすいか、反応が自分の好みか、あとは一般的な音の重心がどの辺にあるかな、ぐらいなんだけど、皆さんは違うんですよね。

 

音質的な考察で言えば、帯域ごとに把握して、バンドで混ざったときをイメージして、そのベースの居場所や所有する意味を意識、無意識は別として皆持っている。楽器を判断する上での判断基準、指標が間違いなく私のようなアマチュアとは違って、沢山あるんです。

 

それは様々な現場や環境の経験の積み重ねなんでしょうね。アマチュアでは経験できないキャパで音を出すわけで私が家でちんまい音で鳴らしているのは訳が違う。またベースには過酷なツアーをこなすための耐久性、長時間弾くことを前提とした体への負荷を求めるし、音的にも抜けすぎるとアンサンブルを壊してしまう、なんて話もしてました。あと他のスタッフやPA、バンドメンバーからもらったフィードバックから考えることも多いでしょうし。きっとね、そういう様々の体験から培われた指標が沢山あるんだと思います。

 

正直、私にはわからないことがいっぱいあったし、それに対して皆さんがディスカッションしている姿を見るとね、やっぱりプロはこれでご飯食べてるわけで、考えること求めることのレベル違っていて当たり前だよね、と心の中で独りごちていたわけです。

 

いち傍観者としては、当日集まったベースをそれぞれが弾くと、同じベースでもその音質や演奏のカラーが全然違っててとても面白かったです。もしこれがチケット制のイベントでもお金払う価値があると思うし、飲みながら3,4時間は見てられる(笑)。

 

また集まった方々はそれぞれに面識のある方も初めまして方のいらっしゃったようですが、すぐに打ち解けるし楽しそう。この間、別の飲み会でも聞きましたが、ベーシスト同士って他の楽器の方より仲がいいですよね。この日もそんな居心地の良い空気があふれてました!

 

ホント、良い集まりですよね。また機会がありましたら誘ってください。

ビッキーさん、皆さん、ありがとうございました!

 

 

p.s

当日、機材をつなぎ過ぎたせいか、一つのコンセントに負荷がかかり過ぎたせいか、スタジオ全体の電源が落ちてしまいました。急に真っ暗(笑)。こんなこと初めて。でもその暗闇の中で生音でずっと数人のペチペチと弾いている音がしてて、ほんとにこの人たち好きなんだなぁって思いました(笑)。

 

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狭い部屋に3人もゲストが来ましてね。

何度も書いておりますが、私の部屋はとても狭いんです。できるだけ機能的に使えるにと配慮して、それなりに壁に棚を作ったり収納を増やしたりして工夫はしてますが、何せベースがそれなりにあって、それに付随するハードケースや運搬用のソフトケースがあって、本があってDVDがあって机があって…etc。なので、通常はゲスト1名が多いのですが、先日はたまたまみんな都合のあったのか、3人ほどベーシストが遊びに来てくれました。もうね、午前中から部屋を片づけて、3人座れるようにケースも5本掛けのスタンドも全部部屋の外に出して、なんとかスペースを作りました(笑)。

 

まずひとりはいつも遊んでくれる山本連くん。最近は井上銘くんとのSTEREO CHAMPや各種サポートで忙しそうですね。ジャズもR&Bもいけるし、ルックスもよいので需要が多そうですね。今年はサポート仕事が決まり全国を飛び回る予定があるそうな。体に気を付けてくださいな。

 

 

あともう2人は、我が家へはお初ですね。ものんくるの角田隆太さんとKingGnuの新井和輝さん。角田さんは、先日の冨田LABさんのBLUENOTEJAZZfesのプレイベント“Beyond Jazz”で、冨田さん率いるT.O.C BANDでベースを弾いていた関係でお友達になりました。新井さんはその二人ともお友達でその日のイベントに遊びに来てましてね。その時に雑談してたときに、3人で遊び来る話になりまして。

 

それぞれの活動サクッと紹介しますと、ものんくるは角田さんと吉田沙良さん(Vo)の2人組ユニットで、今回アルバム発売があります。プロデュースはなんと菊池成孔さん。もうね音は本当にインテリジェンスを感じます。話を聞くとね、元々ウッドベースでジャズをやってたようで、譜面も強いし、何よりも作家さんとして才能がある。現在のベースはCARVINの箱モノベース(材は違うけどこんな感じの)。しかもメインはこれ1本。使用弦も珍しいブロンズ弦。こだわりを感じますよね。

演奏はホントにセンスがいい。冨田さんのイベントの際にじっくりと聞かせていただきましたが、難しい曲をこなしつつも、途中でかっこいいフィルインが入ったり、また強弱の付け方も上手いですよね。昨年は別イベントでCRCK/LCKS(クラックラックス)のメンバーとしても演奏したのを観ましたが、あの難しい楽曲をサラッと弾いているのに感動しましたよ。今はものんくるに専念するらしく、クラクラは脱退してしまいました。その辺も優しそうな風貌の割に頑固なんだろうな(笑)。アーティストとしての芯が強い人だ思いました。

新譜のレコ発インストアなどがあるようなので、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか?新譜のさわりが聴けるトレーラーがサウンドクラウドやYOUTUBEに上がってますので。ものんくるHP

 

 

もうおひとりの新井さんは実際のライブはまだ拝見したことがありません。しかし、家での試奏を聞いていると、本当に上手い!!とてもグルーヴする人で、左手の歌わせ方は日本人っぽくない。よくよく話を聞いてますと、どうやらJINOさんのお弟子さんだったみたいですね。納得(笑)。彼は元々連君が入っていたビックバンドの後釜ベーシストだったようで、やっぱりジャズも達者。だけど今自分たちがやっているバンドは狭義のジャズではなく、HIPHOPやロック、ジャズを消化した音だと思います。ベース、とってもかっこいいですよ!こちらも新譜はあるらしいのですが、HPで情報を確認すると発売が7月→10月に変更になったようですね。フジロックのルーキーアゴーゴーに出演も決まっているらしく、タイミングが合う方は是非観てみてください。音だけ先に白盤で聞かせていただきましたが、とても攻めた音作りで踊れるし、盛り上がると思います。

 

 

うちでひとしきりベース弾いて遊んだあと、4人で近所に飲みに出て、その後3人になってまたもう1軒はしごして終電ギリに帰っていきましたよ。仲間内のいろんな話を聞かせていただき楽しかったです。まぁ、みんな後半は良く覚えてないらしく、連君からは記憶ないとメッセージが来ましたので、号泣してたと嘘ついておきました(笑)。ま、私も超・二日酔いでしたけど。

 

いろんなスタイルのベーシストやバンドがいろんな考えや意識のもと、目指す方向性を真面目に考えて活動している話を聞くと、本当に今の若手は真面目だし、素敵だなと思いました。どんどん売れて欲しいですね。やってる音楽はどれもホントに素敵だと思いますので!

 

 

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