最近、真似したいと思うベーシストがいましてね。

世の中には沢山のベーシストがおります。あんな風にバリバリに弾けたら楽しいだろうなぁと思わせるバカテクの方も沢山いるし、ゴリゴリの音で攻めけくるラウド系、ブリブリの音で煽るソウル系とか…考えてみると好きな人がいっぱいいて、なかなかこの人が最高って決められないのが人情ですが、最近、特に好きでハマっている人が2人ほどおりまして。

 

まず一人は以前このブログでもご紹介したTim Lefebvreさん。

そのエフェクティブなアプローチは他に類を見ないし、基本的はきちんとジャズができる個性派。前衛的な音楽からブルージーな演奏までこなせる間口の広さと、底抜けに明るいキャラクターが魅力です。ライブは過去3回ぐらいは見てますが、本当にユニークな演奏で飽きさせませんよね。毎回驚きもあるし。

 

 

 

シンベ的で特徴的な音質の使い方とか本当に上手い。しかもどんな複雑なセットなんだろうと思って足元見ると意外とシンプルだったりするんですよね。音づくりのセンスが抜群だと思います。

 

 

ぱっと見、あんまり上手そうじゃないフォームもいい(笑)。逆アングル気味で1フィンガーとかイカす(笑)。

 

あともう一人。これが本当にここのところ一番ハマっている人でして。それはMicheal League。ご存知の方は多いと思いますが、Snarky Puppyのベーシストです。バンドとしての演奏の場合にはコンダクターやプロデューサー的な側面がフューチャーされてると思いますが、ベーシストとしては個人的には理想的かも。とてもね、ファンキー&グルーヴィー。

 

 

 

あとね、音もいい。基本的には4弦PBを使うことが多いのですが、その音がなんともファットで輪郭もあるし。またこの方もエフェクトの使い方が上手。シンセベース風のオクターバー/ディストーションの音作りと、それを彷彿とさせるフィンガリング。かと思うと瑞々しいディレイサウンドでメロディックなソロを聴かせたりします。きちんとジャズを消化した知性を感じさせます。

 

 

音作りを解説した動画もありますが、こちらもとても参考になりました。

 

 

JACOを筆頭に、バリバリと引き倒すスタイルにも憧れますが、いまさらできないものはできない(笑)。でもそうじゃなくても充分にジャズだし、さらに言えば新しいジャズを提案するスタイルには憧れますね。自分が目指す感じはこちらのほうが近いし、合ってるような気もします。なので、とりあえずコピーしてフレーズなどを練習をしたいと思いますが、指が痛くてなかなかできない…。なので、まずはエフェクターなどをマネて気分だけでもなりきりたいかな。腕が伴わないので本当に気分だけですが(笑)。

 

P.S

あと、ギターのお友達に教えてもらったこのバンドも最近お気に入りです。SAXの方のバンドですが、バンド名がGUITAR BAND

になってるのもいい(笑)。ベースの抑え気味の演奏と言葉数の少ないソロもセンスの良さを感じます。全体にシンプルですが、クールでカッコいいです!

 

 

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試奏レポート “FENDER AMERICAN PROFESSIONAL”シリーズ

数か月前のベーマガにも特集されてましたが、fenderがかなり力を入れてプロモーションしていることが感じられる戦略商品が、このAMERICAN PROFESSIONALシリーズ。ローンチしてから、数本試奏をさせていただきましたので、その感想などもつらつらと書いてみようかと。

 

 

まずね、広告などに使われているカラー(右)。これ、ソニックグレイと言うそうです。個人的には好きだなぁ。くすんだ色ですが、昔のカスタムカラーやインターナショナルカラーに通じるfenderっぽさがあると思います。この色をメインカラーで押してくるあたり、なんとなくですが強い意思を感じます。

 

そして価格的なことにも少し驚き。このシリーズでは、JBとPBが同一価格なんですね。指板材のアップチャージも当たり前ですが同じ金額です(ローズはメイプルより5000円高い)。今までの傾向からいうと、JB>PBという価格設定が一般的でしたが、そういう慣習は捨てたみたいですね。この辺はアメリカのご指導なのでしょうかね?アメリカ在住の識者に伺った話だと、アメリカのヴィンテージ市場ではJBとPBの価格差はほとんどないそうです。なのでそういう感覚がここにも反映されてるのかな?なんて思いました。まぁ、ヴィンテージ市場とは関係ないか(笑)。

 

詳細はこちらのサイトに任せますので、まず弾いてみて思ったこと率直に書くと…。

 

fenderらしいfenderだし、この金額なら全然あり!

 

新開発のブリッジやピックアップ、グローバータイプのオープンギアのペグとか、それなり現代の音楽に合わせたアップデートを行ないながらもちゃんとfenderの音はするし、弾き心地も違和感がない。フレットなども比較的細めと思われるし、ネック幅などはいい意味でJB,PBの普遍的なサイズ。弾いた個体に関してはウェイトバランスも良かった。

 

 

ちなみにブリッジは表通しと裏通しが選べるタイプ。重量はシッカリあるタイプですね。工場出荷時は裏通しになってます。これが表にしてたときに音やテンションにどのぐらい違いがあるのか、興味深いです。

あとピックアップの取り付け位置はJBの場合60’sの位置にリアマイクが付いています。そのお陰か、リア単体で使っても結構ファットでいい音してましたよ。スラップしても充分なローがありましたし。

 

ネック裏はサテンタイプでスベスベ。フィンガリングはし易いですね。

 

 

1つ、個人的に好みとして合わないのはペグかな。オープンのグローバータイプ。

 

 

ポストが細くて少し下に向かってテーパーが付いているタイプ。まぁ慣れの問題だとは思いますが、うまく巻きにくいですよね。弦も切らないと収まらなさそうだし。あと、他のペグに変えにくいかも。ブッシュ径がヴィンテージタイプとは合わないかもしれません。それとグローバータイプのペグはfenderタイプのヘッドで見慣れてないのでちょいと違和感があります(笑)。

 

数本試奏しましたが、工場出荷状態のままでの試奏でも悪くない。ここからきちんと自分の好みにアジャストすれば、充分戦力になると思いました。音はね、若干若いことは否めないけど、意外と育つかも…と思わせるポテンシャルもあります。また個人的にはメイプル指板ブームということもあり、同スペックのPBを弾いてみたところ、音に明るさと鋭さがあり70年代PB的な質感。ヴィンテージのそれとは違いますが、今の音楽にはこっちの方があってるかも知れませんね。

 

あとね、4,5本ほどの経験値ですが、個体差が少なかったです。弾いた楽器の中に「これはダメだ…」と思うような楽器は1つもなかったです。そういう意味ではきちんとクオリティ・コントロールされていると思いました。沢山の本数を作る工業製品としては大変なことだと思います。

 

楽器屋さんでこのシリーズを見かける度に「このシリーズ、売れてる?」と聞くのですが、総じて「売れてる」という答えですね。楽器屋さんからの評価も高いです。「ちなみにどんな人が買っていくの?」と聞きますと、とある店員さんは、「fenderJAPANから乗換えるお客さんが多いですね」と言ってました。なるほど。fenderエントリー層からのアップグレードを他社に奪われずに刈り取る上では非常に戦略的な価格ですよね。fenderを含め、JB・PBタイプはキリがないぐらい選択肢がありますからね。その中で本家としての存在感を示すことは大切だと思います。

 

ということで、このシリーズがどんなふうに展開、継続していくのか、少し注視していこうかと思っています。迷走気味だったfenderにビシっと筋が通ったような気もしますしね。個人的には大好きなブランドですので、頑張って欲しいと思います!

 

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