森田晃平さんが遊びに来ました!

先日、我が家にね、PRIMITIVE ART ORCHESTRAで活躍しつつ、VAMPS、森昌子など多方面にわたるサポート、セッションをこなすプロベーシスト、森田晃平さんが遊びに来ました。

 

確か彼と知り合ったのは、カルメラのヒデヤンのお友達で楽器屋さんで出会ったんじゃなかったかな…。もうそんなに記憶が定かではないのですが、FBなどで繋がって、時折メッセなどのやり取りをさせていただいてました。このブログも観ていてくださったようで、ありがたいことです。

 

家に来たのは、フラットワウンド、何張ってますか?と質問を受けた流れで、時間あるならどうぞ!とお誘いしましたところ、タイミングが合いまして…。んで、当日彼が持ってきてくれたベースがコレ。

 

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年季の入った良いベースでしょ?64年後期のブツ。これね、お話を聞きますと、20代そこそこの頃、東京に出てきて、ヴィンテージを探し始めたときに出会ったブツらしく、当時はピカピカのミント状態だったそうです。その時はあまりに綺麗だったので遠慮して試奏せずに、他のお店を何軒も回って、それでもピンとくるものがなく、このベースに戻ってきて試奏させてもらったら、これだ!と(笑)。

 

今のこのベースの姿を見ると本当に、弾きこまれてきたことがわかりますよ。自分でイチから育てたレリック状態。墓場まで持っていきたい1本だそうです。良いよねぇ、そういう苦楽を共にした楽器は。

 

彼は、いろんな演奏スタイルをこなす人で、そもそものベースの入り口もちょっと変わってる。16歳ぐらいのときに、突然オーケストラに入りたいといって譜面も読めないのにオーディションを受けて入ったと。すごい行動力(笑)。そこが原点なので、当然ウッド(アルコ)も達者だし、入ってくる仕事はウッドと両刀ならではオファーが多いみたい。

 

あと使っている楽器もかっこよくて、KAYの箱モノ、ヘフナー500/7というレアな個体、あとリッケンなども持っているみたい。個性的な楽器が好きなのね。何となく、親近感沸く(笑)。家での試奏を聴いてましてもね、指弾きにピック、スラップと上手に使い分けなさる。この辺はやっぱりいろんなジャンルをやる必然性からですかね。それぞれが様になっているし、良く歌うベースだと思います。

 

んでね、家のベースも全部弾いてもらって、どれか持って帰っていいよっていったらどれにする?と毎度家に来たゲストに行う質問を投げてみますと、サンダーバードかメロディーメーカーがいい、って。なるほど、何となく森田さんらしい(笑)。ギブソンのベースに偏見がない感じも所有楽器からうかがい知れますしね。そういう方だとこの辺はハマるよね。

 

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サンダーバード、似合ってますな!

 

彼は今度、ベース1本のソロライブにチャレンジするそうです。ご本人曰く、「自分の好きなアンビエント、ミニマル、ノイズっぽい実験音楽の要素も出せればいいなぁと思っています。」とのこと(FBより)。あと、機材もウッドからエフェクターまでいろいろと持ち込むような感じのことも言ってましたので、ぜひお時間のある方は足を運んでみてはいかがですかね?3月30日大塚GRECOです。 ベース一人でライブやる人なんて勇気あるよね。そういうの身近では織原君ぐらいしかいなかったのでいいなぁと。ぜひ良いライブにして欲しいし、継続的に出来るといいですね!

 

ベーシストと一口に言ってもいろんなタイプの人がいるので、本当にお会いしてお話をするのは楽しいです!また時間のある時に、遊びに来てくださいな。

 

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p.s

悩んでいたフラットワウンド、差し上げたラベラの収まりが良かったようで何よりです!

 

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ベーシストの共通する趣味嗜好。

貴方の趣味はなんですか?と聞かれれば、

 

「ベース弾くことです。」

 

と答える人が、多分このブログを観てくれている大多数だと思うのですが、それ以外も共通項が多い人が沢山いるのはないかと。つまりは、ベース以外にハマるものが結構似通っている気がします。

 

特に知り合いに多いのが、カメラ、自転車と料理。

 

カメラに関しては、それを本業としてる方も多いし、趣味としてカメラやレンズの話題もFBに踊ってます。同じく自転車を趣味にしている方も多い。料理はプロのベーシストとかも自分の料理をtwitterやインスタに結構上げてますよね。他の楽器の方も同様なのかは分かりませんが、個人的にはベーシストが好むものに同じような方向性を感じます。


まずは美的なもの好き。

仕上がりの小さな違いにもこだわるし、他の人にはどうでも良いような重箱の隅をつつきがち(笑)。写真も料理も綺麗な作品が多いです。また道具のデザインにもうるさい(笑)。

 

それと新しいもの好き。

次々と出される新機種やパーツ、テクノロジーの進歩は基本的には好きなのではないかしら?料理にしても、割と上手に流行りものを取り入れてたりますね。

 

んで、一番ハマるポイントと思われるのが、自分好みにカスタマイズすることを前提としていること(これが一番大きい気がするw)。

カメラならボディはもちろん、レンズ、照明、ストロボからバッグ、ストラップまで選び放題(笑)。自転車もフレーム、タイヤ、ハンドルから何から何まで好みの仕様にできる。料理器具や器とかも多種多様。皆さん良いブツやこだわりの見えるものをお使いだ(笑)。

 

ベーシストって、こういうの好きな人、多いよねぇ(笑)。

 

かく言う私も全部ハマりました。カメラを弄っていた時期は20代ですが、その10年間近くは、ベースなんてほぼ弾かずにカメラばっかり弄ってましたもん。まだデジカメが主流ではなく、フィルム。それもポジとか。当時はボディもレンズも結構な数、持ってましたね。

 

自転車も買ってから、サドルとかステム、ペダルとか基本的なものは全部いろいろと試してみたりしました。料理はひとつのレシピを覚えるとそれを完璧に習得できるまで何日も連続同じメニューを作ってたし、そのレパートリー毎に食器やスパイスを買い揃えてました…。

 

結論として言えるのは、目的そのものが好きなことは間違いないが、その前段階が好きなんだよね。カスタマイズとか、準備とか物をそろえるとか。もうカタログ読むの、大好き!みたいな…。

 

要するに“道具好き”(笑)。

 

なんとなくですけどね、やっぱりこういう趣味嗜好って、楽器によって傾向があるような気がしましてね。カメラや自転車、料理の話題をFBなどで見かけるにつけ、ベーシストっぽいなぁ思ったりします。気が向いたら、またカメラや料理はやりたいですけど、まずは心の平静がないとこういうモチベーションは起こらないもんで…。

いつかできるといいなぁ。

 

p,s

手持ちのニコンFM2をまたいつか使いたいなぁ。その頃までフィルムがあるといいけど…。

 

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試奏レポート “ALIEN AUDIO L5-PJ34-TFG-”

未知のブランドの試奏レポートを書くのはいつ以来でしょうか(笑)?久しく書きたいと思うブランドもなく、どちらかというとヴィンテージや既知のハイエンド系に偏った感じで試奏などをしてきましたが、先日、これはいいかも!と思えるベースに出会いまいましたので、ご報告方がた、所感などを上げておこうかと。

 

まずは、このブランド、ご存知ですか?

 

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ALIEN AUDIO(エイリアンオーディオ、でいいのかな?)。私は初めて聞く&触るブランドでした。どうやらナッシュビルで生産しているメーカーで、正式にスリークエリートが代理店に決まっての日本初上陸らしい。んで、こちらがその最初の1本目、とのこと。

 

ふらっと寄った渋谷のクロサワに置いてありましてね。この色とそして見たことのないブランド名とルックスに興味をもちまして、早速試奏家魂に火がついてしまったわけです(笑)。

 

 

観ての通り、シングルカットのPJスタイル。しかもPUはノードストランドのPスタイルとJスタイルのビッグシングル。

 

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音の総括は一番最後に書きますので、まずは忘れないうちに、軽くスペックのおさらいを(笑)。ボディがスワンプアッシュでネックがアッシュ+メイプル+アッシュの3ピース。回路はオリジナルでブリッジが2TEK。これだけでもかなり個性的な感じがしますよね。

 

まずはそれを持った時のバランス。アッシュネックということでネックヘヴィーになりそうな感じもしましたが、全然そんなこともこともなく、軽めのスワンプアッシュと相性もいい。ネック材の杢目を見るに結構いい気を使っているように思います。シングルカットの弾きにくさも個人的には感じませんでした。ホールド感も悪くない。

 

さらに特徴的とも言えるのが、そのネックシェイプ。

 

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写真では分かりにくいかも知れませんが、非対称になってます。5弦側が薄く、1弦側が厚いアンシンメトリー。割と逆のシェイプを持つ楽器はありますが、これは珍しい。まず弾いてみると、やっぱりそういう楽器に触れたことがないので正直違和感はある。だけど弾きすすむと、意外と合理的な気もしてくる。人それぞれの親指を置くポジションにも因るとは思いますが、構えたときにネックの低音部が薄いことでネック全体に指を回しやすい。また高音弦を弾く時はしっかりとした厚みがあるので、ポジションをホールドするのがラクです。慣れれば、良いシェイプなのかも。

 

そして珍しいのは、そのコントロール。

 

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大きいノブが上から、トーン、バランサー、ヴォリューム。まぁ、普通と逆よね。あと小さいノブが、上からトレブル/ミッド/ベース。ここはノーマル。このプリアンプの特徴はこれだけじゃなくて、ヴォリュームをプルするとオーバードライブがかかる(笑)。あとトーンを引っ張るとヴィンテージとハイファイという2種類の異なるサウンドが出る。こういう回路って割とキワモノが多くて、実は使えない…なんてことも多いのですが、このオーバードライブはちょっとよかったかな。激しく歪むというよりは、音の厚みを出すドライブというイメージ。サンズなんかの考え方には近いのかも。普通のラインを弾きながら、少し押し出しを強くしたいときとかにも使える感じ。大人なドライブですね。ヴィンテージとハイファイは、試奏した環境では、実はあまり判然としませんでした。弦も死んでたし。故にそこは言及せず。

 

もう一個特徴的なパーツ、ブリッジ。

 

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各弦ごとに支持するタイプで、ボディは貫通しております。この手のブリッジをなかなか採用しているところは近年ありませんよね。個人的には印象イイです。ちゃんと弦振動をボディに余すことなく伝えている感じがするのと、適度なヌケというか、暴れ感を演出する上で機能しているような気がします。科学的根拠ではなく、あくまで弾いた印象ですけどね(笑)。

 

んでもって、ヘッドやボリュートは割と厚め。

 

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少し、LAKLANDっぽい感じ。これはこれで私は好きです。きっちり弦鳴りをサポートして、さらには剛性的にも優れている。

 

んでね、気になるのは実際の音はどうなのよ?と。

私は、この楽器をスリークエリートの広瀬さんが入れた理由がなんとなく分かるなぁ(笑)。感想からいうと好きです。見た目のキワモノっぽい感じとは裏腹に、ベースとしてかなり実直な音がします。いわゆる派手なドンシャリサウンドや巷のハイエンドとは違う方向。オーセンティックでありながら、しかもオリジナリティがある。音的には近いポジョンニング/マーケットにあるのが、コッポロなんじゃないかな。あそこの不安定な供給状態を解決する一策になるのではないかと。演奏感も構造も良く考えられているし、鳴りも悪くない。個人的には合格ですね(笑)。

PJレイアウトも基本的にはキライですが、これに関しては指弾きをする限りでは気になりませんでした。ミドルの落ち着いた使いやすい音がしましたよ。ppやJJはどんな音がするのか気になります。

 

しかもね、価格で言うと、

 

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非常に戦略的。コッポロが今みたいな尋常じゃない値段になる前に流通していた価格と近いのではないかしら?

 

まだこれ1本しか弾いてないし、個体差があるのかないのか?とか、JJレイアウトも、PP(リアのPはリバースしてる)も、ダブルカッタウェイのシェイプもあるようですし、それらはどうなのか?と気になるところ。まぁ、とりあえず、いろんな個体を弾いた上でじゃないとブランドとしての評価はできませんが、これからの供給が楽しみであることは間違いありません。

 

ヘッドのデザインも私としては好きです。ただ保守派の私からすると、ボディ形状は普通のJBやPBに倣ってもいいかな(笑)。とにかく定期的に新品が入ってくるようなら、今後も注視していこうと思います。

 

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