国家独立への道はなかなか厳しい。

世界の各地で、国家独立に関しての記事を良く目にしますね、最近。

 

特に現在連日取り上げられるているのがスペイン。カタルーニャ地方の独立についてです。このニュースが顕在化するまで、恥ずかしながらカタルーニャという土地が言語的にもスペインと異なり、教育に関してもスペイン語だけでなく、カタルーニャ語にて行われていることを知りませんでした。

 

カタルーニャ自治州の前首相プチデモンさんは現在EU本部のあるベルギーのブリュッセルに身を寄せており、スペインからの干渉なく独立への情報発信をするとのことでした。先日、母国から反乱罪と扇動罪により逮捕状が出て、それを受けてご本人がベルギー警察へ出頭したところまで把握してましたが、裁判所判断により条件つきで釈放になったようですね。

 

近代の独立問題は、経済的な問題により認めにくい環境になっているのではないかしら。カタルーニャの場合は、バルセロナを州都に持ってますし、スペインGDPの1/5を占めるそうです。ここが独立すれば、スペインの経済的な打撃は大きい。ましてや、スペインは数多くの自治州からなるある意味合衆国ですので、バスクなど従来から独立に向けて動きのある他州に影響を与えかねませんもんね。

 

イギリスでのスコットランド独立も長きにわたり解決しておりません。北海油田を持っている故、独立による影響は避けられませんしね。それぞれが独立を目指せば、従来の国家規模を維持できませんし、他のエリアからすれば当然認められない、となるのは仕方がないのかもしれません。

 

過去、国家独立を勝ち取るには、戦争という行為が一般的だったように思います。力こそが実現への近道だったのしょう。しかし、近代においては戦争はもっとも忌避すべき事柄、故に国民投票などによる民意を世界に示しているのだと思います。

 

ただね、その民意自体は悪くはないが、進め方こそがやはり肝要だと思う訳で。独立というのは周囲の承認があって初めて機能します。やはり充分な交渉や下地作りを上手に行ったうえで、まずは国際社会において多くの味方を集めてから、最終局面での投票であるべきなのではないかなと思います。

 

近代において、無血独立を果たしたのは確かノルウェーだったと思いますが、その時もかつての宗主国であったデンマークから国王を迎えて自国の王様に据えていました。独立に至るまにやはり十分な根回し、対外的な支援を得る策がなければ、大事は成せないのだと思います。そう考えるのは日本人的な感覚ですかね?

 

民族独立を望んで活動すること自体が悪ではないと思います。ただ進め方を間違うと、戦争になることや投獄される可能性はある。むろん、それは本意ではないと思いますので、慎重に進めて欲しいなぁ、と。各地での独立問題はその文化や歴史的背景などにより千差万別だと思いますので対処にこれという正解があると思いませんが、すべからく武力や弾圧などに寄らない形で進むますように心から祈ります。

 

国民全員が満足することがないだけに難しいですね、政治って。

 

p.s

クルド人の独立も難しい問題ですよね。元をたどれば彼らの問題ではない原因に起因もしてたりするし。その都度、独立をちらつかせて利用した大国の責任も大きいよなぁ。

 

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